編集部
溶融亜鉛めっきがすり減って鋼材がさび始めたら、どう直す?答えは塗装などです。めっきで補修する、と書くのが引っかけで、この問題の決め手です。
この問題の要点
1級土木施工管理技士 平成24年度 No.45。テーマは鋼橋の防食で、適当でないものを選ぶ問題です。
正解は選択肢?。溶融亜鉛めっきが消耗して鋼材が腐食し始めた場合は、塗装などで補修します。
この問題は、鋼橋の防食(塗装・耐候性鋼材・溶融亜鉛めっき・電気防食)の知識を問うものです。各選択肢の正誤を順に見ていきます。
正解は?。溶融亜鉛めっきが消耗して鋼材が腐食し始めた場合は、現場でのめっきが難しいため塗装などで補修します。
この設問は、鋼橋の防食に関する記述から、適当でないものを1つ選ぶ形式です。各防食方法のしくみと補修の仕方がポイントになります。防食の基礎は、鋼橋の防食のページで図とあわせて確認できます。
? 塗装(適当):塗装は、金属の表面に塗膜を形成し、腐食因子である水・酸素・酸類・塩類などを遮断します。これは正しい記述です。
? 耐候性鋼材の補修塗装(適当):耐候性鋼材面に補修塗装する場合は、鋼材面に生成された保護性さびをできるだけ残して塗装を行います。これは正しい記述です。
? 溶融亜鉛めっきの補修(適当でない=正解):溶融亜鉛めっき面で、亜鉛が消耗して鋼材が腐食し始めた場合に「めっきで補修する」とした記述は誤りです。現場でのめっきのやり直しは難しいため、塗装などで補修します。
? 電気防食(適当):電気防食は、腐食環境下に設置した電極から鋼材に直流電流を通電し、腐食電位より低い電位として腐食を抑制する方法です。これは正しい記述です。
鋼橋の防食でつまずいたら、用語の解説で基礎を固めると確実です。塗装・耐候性鋼材・溶融亜鉛めっき・電気防食の違いは上のリンク、鋼材の接合(溶接・高力ボルト)は鋼材の接合のページにまとめています。
平成24年度 No.45 の正解は?で、溶融亜鉛めっきの補修方法に関する記述が誤りでした。
溶融亜鉛めっき面の補修は、塗装などで行うのが要点です。
めっきで補修するとした誤りが、過去問でよく問われます。
出典
※ 問題文は全文転載せず、要点を要約して扱っています。正答の判断は、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして確認しています。
※ この記事の確認日:2026年6月
なぜ?が正解(誤り)か
溶融亜鉛めっきが消耗したあとの補修方法がポイントです。
亜鉛が消耗して鋼材が腐食し始めた場合に「めっきで補修する」は誤りです。現場での再めっきは難しいため、塗装などで補修します。溶融亜鉛めっきは、亜鉛の皮膜が残って防食機能を保っている必要があります。