令和6年度(2024年)1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題B)No.15は、路床や路盤の品質管理に用いる試験方法について適当でないものを選ぶ問題です。平板載荷試験、修正CBR試験、プルーフローリング、RIによる密度測定の4つが並びます。
誤りは、プルーフローリングを行う時期にあります。プルーフローリングは締固めが終わった仕上がり面で行い、荷重車を走らせてたわみを目視で確かめる方法です。⑶は「締固めの施工途中に数回走行」としており、時期が違います。
※ 問題文の原文は、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 平板載荷試験は、地盤支持力係数K値を求めて路床・路盤の支持力を把握する | ○(正しい) | 載荷板を押し込み、沈下量からK値を出す |
| ⑵ 修正CBR試験は、所要の締固め度における路盤材料の強度特性を知り、材料選定の指標にする | ○(正しい) | 室内試験。材料を選ぶ段階で使う |
| ⑶ プルーフローリングは、締固めの施工途中に数回走行し、目視でたわみ量をチェックして不良箇所を調べる | ×(誤り) | 施工途中でなく、締固めが完了した仕上がり面で行う |
| ⑷ RIによる密度の測定は、現場で締め固められた路床・路盤材料の密度及び含水比を求める | ○(正しい) | 非破壊で密度と含水比を同時に測る |
プルーフローリングは、施工時に用いた締固め機械と同等以上の荷重車を走らせ、路面のたわみを目視で確かめて不良箇所を見つける方法です。締固めが完了した路床面・路盤面で行うもので、締固めの施工途中に行う試験ではありません。仕上がった面が交通荷重に耐えるかを最後に確かめる位置づけです。
途中の面で走らせても、これから締め固めるのだからたわんで当然で、不良箇所の判定になりません。「施工途中」と書かれた時点で誤りを疑うのがこの肢の見分け方です。⑶は走行回数や目視という手順の部分は正しく書かれており、時期だけをずらしています。
⑴の平板載荷試験は、載荷板を押し込んで沈下量を測り、地盤支持力係数K値として支持力を評価します。⑵の修正CBR試験は室内試験で、所要の締固め度における路盤材料の強度特性から材料を選ぶための指標です。現場の出来ばえでなく材料選定に使う点が、他の3つと性格が違います。⑷のRIによる密度測定は、放射線を使って現場の密度と含水比を非破壊で同時に求めるもので、記述のとおりです。したがって適当でないものは選択肢3です。
問題:プルーフローリングは、締固めの施工途中に荷重車を走行させ、たわみ量から不良箇所を調べる試験である。
〇か×か。
答え:×
締固めが完了した路床面・路盤面で行います。途中の面ではたわんで当然で、判定になりません。
問題:修正CBR試験は、現場で締め固めた路盤の密度を確認するための試験である。
〇か×か。
答え:×
修正CBR試験は室内試験で、路盤材料の強度特性から材料を選ぶための指標です。現場の密度はRIによる測定などで確かめます。
出典・参考資料
※ 問題文と選択肢は転載していません。原文はJCTCの公開資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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