令和7年度(2025年)1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題A)No.11は、コンクリート用細骨材の品質に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。異なる種類の細骨材を混合する場合の吸水率・塩化物量の扱いや、砕砂の粒形などが正しく述べられているかを見分けます。
異なる種類の細骨材を混合して用いる場合、吸水率は混合前の各骨材ごとに規定に適合していなければなりません。選択肢1は「混合後の試料で吸水率を測定し規定に適合すればよい」としていますが、混合後で判定すると吸水率の大きい骨材が混ざっていても平均化されて基準内に収まる恐れがあり不適当です。吸水率を混合後で判定してよいか、混合前の各骨材で判定するかが問われます。塩化物量(選択肢2)は混合後の試料で測定してよい点と区別します。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 異なる種類の細骨材を混合して用いる場合の吸水率は、混合後の試料で吸水率を測定し規定に適合すればよい | ×(誤り) | 吸水率は混合前の各骨材ごとに規定に適合させる。混合後の試料で判定すればよいは誤り |
| ⑵ 異なる種類の細骨材を混合して用いる場合の塩化物量は、混合後の試料で塩化物量を測定し規定に適合すればよい | ○(正しい) | 塩化物量は混合後の試料で測定してよい |
| ⑶ 砕砂は、粒形判定実積率試験により粒形の良否を判定し、角ばりの程度はできるだけ小さく、細長い粒や扁平な粒の少ないものを選定する | ○(正しい) | 粒形の良い砕砂を選ぶ |
| ⑷ 細骨材中に含まれる多孔質の粒子は、一般に密度が小さく骨材の吸水率が大きいため、コンクリートの耐凍害性を損なう原因となる | ○(正しい) | 多孔質の粒子は耐凍害性を損なう |
異なる種類の細骨材を混合して用いる場合、吸水率は混合前の各骨材ごとに規定に適合させる必要があります。混合後の試料で判定すると、吸水率の大きい骨材が混ざっていても全体で平均化され基準内に収まってしまう恐れがあります。
吸水率は混合前の各骨材ごとに規定に適合させるもので、「混合後の試料で測定し適合すればよい」は誤りです。塩化物量(⑵)は混合後の試料で測定してよい点と区別します。したがって適当でないものは選択肢1です。
問題:異なる種類の細骨材を混合して用いる場合の吸水率は、混合後の試料で測定し規定に適合すればよい。
〇か×か。
答え:×
吸水率は混合前の各骨材ごとに規定に適合させます。混合後の試料で判定すればよいは誤りです。
問題:異なる種類の細骨材を混合して用いる場合の塩化物量は、混合後の試料で測定し規定に適合すればよい。
〇か×か。
答え:〇
塩化物量は混合後の試料で測定してよく、吸水率とは扱いが異なります。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。細骨材の品質は、コンクリート標準示方書等で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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