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令和7年度 1級土木施工管理技士 No.12を解説、コンクリート用骨材

令和7年度(2025年)1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題A)No.12は、コンクリート用骨材に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。再生粗骨材の吸水率、高炉スラグ細骨材の使い方、骨材の安定性試験、砂の粘土塊量などが正しく述べられているかを見分けます。

この問題のポイント

砂の粘土塊は、強度が弱く水を吸収しやすい有害な粒子で、できるだけ少ないほどよいものです。規格では粘土塊量を上限値(○%以下)で制限します。選択肢4は「粘土塊量が2.0%以上のものを用いなければならない」としていますが、方向が逆で、粘土塊量は少なく保つべきものです。粘土塊量が多い方がよいか少ない方がよいか、向きを取り違えていないかが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ JIS A 5021に規定されるコンクリート用再生粗骨材Hは、吸水率が3.0%以下でなければならない○(正しい)再生粗骨材Hの吸水率は3.0%以下
⑵ 高炉スラグ細骨材は、粒度調整等の目的で、細骨材の一部として山砂等の天然細骨材と混合して用いられる場合が多い○(正しい)天然細骨材と混合して用いる
⑶ 凍結融解の繰返しによる気象作用に対する骨材の安定性を判断する試験は、硫酸ナトリウムの結晶圧による破壊作用を応用した試験方法により行われる○(正しい)硫酸ナトリウムによる安定性試験
⑷ 砂は、材料分離に対する抵抗性を持たせるため、粘土塊量が2.0%以上のものを用いなければならない×(誤り)粘土塊は有害で少ないほどよく、上限で規定される。2.0%以上必要は逆

選択肢4のポイント(ここが誤り)

砂の粘土塊は、強度が弱く水を吸収しやすい有害な粒子で、コンクリートの強度低下やひび割れの原因となります。規格では粘土塊量を上限値(○%以下)で制限しており、できるだけ少なく保ちます。

粘土塊量は少ないほどよく上限で規定されるもので、「2.0%以上のものを用いなければならない」は逆で誤りです。⑴⑵⑶は再生粗骨材Hの吸水率3.0%以下、高炉スラグ細骨材と天然細骨材の混合、硫酸ナトリウムによる安定性試験のいずれも正しく述べています。したがって適当でないものは選択肢4です。

覚え方

  • 砂の粘土塊量=少ないほどよく上限で規定(2.0%以上必要は逆で誤り)
  • 再生粗骨材Hの吸水率は3.0%以下/高炉スラグ細骨材は天然細骨材と混合
  • 骨材の安定性試験は硫酸ナトリウムの結晶圧を応用

理解度チェック

問題:砂は、材料分離に対する抵抗性を持たせるため、粘土塊量が2.0%以上のものを用いなければならない。

〇か×か。

答え:×

粘土塊は有害で少ないほどよく、上限で規定されます。「2.0%以上のものを用いなければならない」は向きが逆で誤りです。

問題:コンクリート用再生粗骨材Hは、吸水率が3.0%以下でなければならない。

〇か×か。

答え:

再生粗骨材Hの吸水率は3.0%以下です。

令和7年度 1級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題A・種別:土木) 問題」
  • コンクリート用骨材(再生粗骨材Hの吸水率3.0%以下、砂の粘土塊は有害で上限規定、骨材の安定性試験は硫酸ナトリウムの結晶圧を応用)

※ 問題文は転載していません。骨材の品質は、コンクリート標準示方書・JIS等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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