ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和7年度 2級土木施工管理技士 No.24を解説、路床の施工と盛土路床の仕上り厚さ

令和7年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.24は、アスファルト舗装における路床の施工に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

この問題は、舗装の土台となる路床の作り方(盛土路床・切土路床・安定処理)の基本を問うものです。各工種の手順より、盛土路床を仕上げるときの1層あたりの厚さという数値を正しく覚えているかが分かれ目になります。

引っかけの核心は1点、盛土路床の1層の仕上り厚さです。「40cm以下」とあれば過大で、正しい目安と取り違えていないかが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1×(誤り)盛土路床の1層の仕上り厚さは20cm以下が目安。「40cm以下」は過大で誤り
2○(正しい)切土路床は、路床表面から30cm程度以内の木根や転石などを取り除く
3○(正しい)安定処理に用いる安定材は、散布機械や人力で均等に散布する
4○(正しい)安定処理では、安定材の混合が終わった後にタイヤローラで仮転圧する

選択肢1が、盛土路床の1層の仕上り厚さを「40cm以下」とした点で誤りで、正しい目安は20cm以下です。

選択肢1のポイント(ここが誤り)

盛土路床は、盛土材料を敷き均して締め固め、舗装を支える土台に仕上げる層です。このとき1層の敷均し厚さは25?30cm程度、締め固めた後の仕上り厚さは20cm以下を目安とします。

1層を厚くしすぎると、層の下のほうまで締固めの力が届かず、所定の密度が得られません。締固め不足の路床は支持力が不足し、舗装の沈下やひび割れにつながります。だからこそ1層の厚さに上限を設けます。

選択肢1は仕上り厚さを「40cm以下」としており、目安の2倍にあたります。厚い1層は内部の締固めが不足し、路床の支持力を確保できないため、これが最も適当でない記述です。「40cm」は路体(盛土本体)側の敷均し厚さなどとの混同を誘う数値で、路床の仕上り厚さ20cm以下とは分けて覚えます。

覚え方

  • 盛土路床は1層の仕上り厚さ20cm以下(敷均しは25?30cm程度)
  • 切土路床は表面から30cm程度以内の木根・転石を除去
  • 安定処理=安定材を均等散布 → 混合 → タイヤローラで仮転圧 → 整形 → 締固め
  • 「路床40cm」は引っかけ。厚い1層は締固め不足で支持力が出ない

理解度チェック

問題:盛土路床では、1層の敷均し後の仕上り厚さを40cm以下を目安とする。

〇か×か。

答え:×

盛土路床の1層の仕上り厚さは20cm以下が目安です。厚くしすぎると下層まで締固めが届かず、支持力が不足します。

問題:切土路床では、路床表面から30cm程度以内にある木根や転石などを取り除く。

〇か×か。

答え:

表面付近の不均質な物質を残すと支持力にむらが出るため、30cm程度以内の木根・転石などを除去します。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • 盛土路床・切土路床・路床安定処理の施工:舗装施工便覧(日本道路協会)

※ 問題文は転載していません。数値・手順は標準的な内容で、最新の基準・便覧で確認してください。

ゼロから学ぶ土木施工管理 編集部

この記事を書いた人

ゼロから学ぶ土木施工管理 編集部

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

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