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令和8年度 2級土木施工管理技士 No.10を解説、コンクリートの混和剤(AE剤)

令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.10は、コンクリートに使う混和剤に関する問題です。コンクリート中に多数の微細な独立した気泡を均等に生じさせる混和剤として、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

混和剤は、少量で入れてコンクリートの性質を変える薬剤です。それぞれ役割が違い、微細な独立した空気泡を均等に連行するのはAE剤です。

まちがえやすいのは、ほかの混和剤との取り違えです。減水剤は同じやわらかさを保ったまま水の量を減らす、流動化剤は流動性を高める、収縮低減剤は乾燥収縮を抑える混和剤で、気泡を連行するものではありません。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(適当な混和剤)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1 減水剤×(誤り)セメントを分散させ、同じやわらかさで単位水量を減らす混和剤
2 収縮低減剤×(誤り)乾燥収縮を抑える混和剤で、気泡は連行しない
3 AE剤○(正しい)微細な独立した空気泡(エントレインドエア)を均等に連行する
4 流動化剤×(誤り)練り混ぜたコンクリートに加え流動性を高める混和剤

選択肢3のポイント(正しい混和剤)

AE剤は、コンクリートの中に球状で独立した微細な空気泡(エントレインドエア)をたくさん均等に連行する混和剤です。

この気泡がボールベアリングのようにはたらいてワーカビリティー(施工のしやすさ)を改善し、凍結融解に対する抵抗性(耐凍害性)を高めます。微細な独立気泡を均等に生じさせるという説明にあてはまるのはAE剤で、選択肢3が正しい混和剤です。

覚え方

  • 微細な独立気泡を連行する=AE剤(耐凍害性・ワーカビリティー改善)
  • 減水剤=単位水量を減らす/流動化剤=流動性を高める
  • 収縮低減剤=乾燥収縮を抑える
  • 気泡を連行するのはAE剤だけ。ほかの混和剤と混同しない

理解度チェック

問題:コンクリート中に多数の微細な独立した気泡を均等に連行する混和剤は、AE剤である。

〇か×か。

答え:

AE剤は独立した微細な空気泡を連行し、ワーカビリティーと耐凍害性を高めます。

問題:減水剤は、コンクリート中に多数の微細な独立した気泡を連行する混和剤である。

〇か×か。

答え:×

減水剤はセメントを分散させ、同じやわらかさで単位水量を減らす混和剤です。気泡を連行するのはAE剤です。

令和8年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • コンクリートの混和剤(AE剤=微細な独立気泡を連行・耐凍害性/減水剤=単位水量減/流動化剤=流動性/収縮低減剤=乾燥収縮低減):コンクリートの混和剤の基本にもとづく

※ 問題文・図は転載していません。混和剤の役割はコンクリートの標準的な内容にもとづきます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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