けんせつる
堤脚って、堤防のどのあたりのこと?
天端やのり面とどう違うの?
この記事の要点
堤脚は、堤防や護岸ののり面が地盤に接する最下部(足元)で、のり尻にあたります。
頂部の天端に対して、堤脚は一番下です。水や浸透水が集まりやすい弱点で、堤脚水路を設けることがあります。
堤防の各部には名前がついています。頂上が天端、斜面がのり面、そして一番下の足元が堤脚です。
堤脚とは、堤防や護岸ののり面が地盤・河床・海底に接する最下部(足元)のことで、のり尻にあたります。
堤防を横から見ると、頂部の天端、斜面ののり面、その下端の堤脚という位置関係になります。
堤脚は、のり面を流れ下る雨水や、堤体を通る浸透水が集まる場所です。水が集まると、のり尻が洗われたり、地盤がゆるんだりして弱点になります。そこで、堤脚に沿って排水路(堤脚水路)を設け、水を集めて流すことがあります。のり面の排水とあわせて、堤防の足元を守ります。
海岸の緩傾斜護岸では、堤脚の位置が海中にある場合、汀線付近で吸出しが起きることがあります。堤脚は陸でも海でも、水の動きに弱い場所です。
混同しやすい用語
堤脚水路
堤脚は堤防の足元という「位置」を指す言葉で、堤脚水路はその堤脚に沿って設ける「排水路(施設)」です。位置の名前と、そこに置く施設の名前を分けて覚えます。
問題:堤脚は、堤防や護岸ののり面が地盤に接する最下部(足元)である。
〇か×か。
答え:〇
堤脚はのり面の最下部(のり尻)で、堤防の足元を指します。
問題:堤脚は、堤防の頂部(天端)のことである。
〇か×か。
答え:×
頂部は天端です。堤脚は反対の一番下、足元(のり尻)です。
問題:堤脚に沿って設ける排水路を堤脚水路という。
〇か×か。
答え:〇
堤脚に集まる雨水・浸透水を流すため、堤脚に沿って堤脚水路を設けることがあります。
堤脚は、堤防や護岸ののり面の最下部(足元)で、のり尻にあたります。
頂部の天端に対して、堤脚は一番下です。水が集まる弱点なので、堤脚水路で排水し、足元を守ります。
参考資料
※ 各部の呼び方・対策は標準的な考え方です。条件により変わるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月
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過去問での問われ方
堤脚は、堤防や護岸の位置を説明する中で出てきます。海岸の緩傾斜護岸では、堤脚位置が海中にある場合に汀線付近で吸出しが発生することがある、という形で問われています。
堤脚は堤防・護岸の足元(最下部)で、頂部の天端ではありません。上端と下端の位置の取り違えに注意します。