令和6年度(2024年)1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題A)No.11は、コンクリート用粗骨材に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。粗骨材の定義、砂利の絶乾密度、再生粗骨材H、砕石を用いたときの単位水量が正しく述べられているかを見分けます。
砕石は原石を破砕機で割って作るため角ばっており、丸みのある川砂利に比べて粒子どうしがかみ合って動きにくくなります。良好なワーカビリティーを得るには、砕石は砂利と比べて単位水量を大きくする必要があります。選択肢⑷は「砂利を用いた場合と比べて単位水量を小さくする」としていますが、方向が逆です。砕石で水を増やすのか減らすのか、大小を取り違えていないかが問われます。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢⑷(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ 粗骨材は、5mm網ふるいにかけたときに質量で85%以上留まる骨材である | ○(正しい) | 粗骨材の定義どおり(5mm網ふるいに85%以上とどまる) |
| ⑵ 粗骨材として用いる砂利は、一般に絶乾密度が2.5g/cm³以上である | ○(正しい) | 通常の骨材の絶乾密度は2.5g/cm³以上 |
| ⑶ JISに規定されるコンクリート用再生粗骨材Hは、通常の骨材とほぼ同様の品質を有しているため、レディーミクストコンクリート用骨材として使用することが可能である | ○(正しい) | 再生粗骨材Hは通常骨材とほぼ同等でレディーミクストコンクリートに使用可 |
| ⑷ 砕石を用いた場合は、ワーカビリティーの良好なコンクリートを得るために、砂利を用いた場合と比べて単位水量を小さくする必要がある | ×(誤り) | 砕石は角ばって流動性が低く、砂利より単位水量は大きくする。小さくするは逆 |
砕石は、岩石を破砕機で割って作るため角ばった形状で表面が粗く、粒子どうしがかみ合って動きにくくなります。丸みのある川砂利と同じ水の量では、流動性が下がります。
砕石は砂利と比べて単位水量を大きくする必要があり、「小さくする」は逆で誤りです。⑴⑵⑶は粗骨材の定義(5mm網ふるいに85%以上)、砂利の絶乾密度2.5g/cm³以上、再生粗骨材Hの使用可のいずれも正しく述べています。したがって適当でないものは選択肢⑷です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 定義 | 5mm網ふるいに質量で85%以上とどまる骨材(85%以上通れば細骨材) |
| 絶乾密度 | 通常の砂利・砕石は2.5g/cm³以上 |
| 再生粗骨材 | H・M・Lに区分。Hは通常骨材とほぼ同等で用途の制限が少ない |
| 砕石の性質 | 角ばって表面が粗い。砂利より単位水量を大きくする |
問題:砕石を用いた場合は、良好なワーカビリティーのコンクリートを得るため、砂利を用いた場合と比べて単位水量を小さくする必要がある。
〇か×か。
答え:×
砕石は角ばって流動性が低く、砂利と同じワーカビリティーを得るには単位水量を大きくする必要があります。「小さくする」は向きが逆で誤りです。
問題:粗骨材は、5mm網ふるいにかけたときに質量で85%以上留まる骨材である。
〇か×か。
答え:〇
粗骨材は5mm網ふるいに質量で85%以上とどまる骨材です。85%以上が通れば細骨材に区分されます。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。骨材の品質は、コンクリート標準示方書・JIS等で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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