令和7年度(2025年)1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題A)No.46は、鉄道のコンクリート路盤の施工に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。骨材の最大粒径、打設後の養生、路盤を施工する時期、プライムコートの散布量について、それぞれの基本を見分けます。
コンクリート路盤は、その下の盛土が落ち着いてから造るのが基本です。選択肢3は路盤の施工を盛土施工後「速やかに実施する」としていますが、向きが逆になっています。盛土は完成後もしばらく自重で沈下が続くため、路盤や軌道の変状を少なくするには、放置期間を設けて沈下がある程度収束してから施工します。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ コンクリート路盤に使用する骨材の最大粒径は、鉄筋コンクリート版の断面形状及び施工性を考慮して、最大粒径25mmとする | ○(正しい) | 鉄筋コンクリート版の断面と施工性から最大粒径25mmとするで正しい |
| ⑵ コンクリート打設後の養生は、硬化に必要な温度及び湿度を一定期間保ち、露出面は養生用マットで覆うか又は散水、湛水を行い湿潤状態を保つ | ○(正しい) | 露出面をマットで覆う、または散水・湛水で湿潤状態を一定期間保つで正しい |
| ⑶ コンクリート路盤の施工は、盛土自身の沈下等による路盤や軌道の変状を極力少なくするために、盛土施工後、速やかに実施することを基本とする | ×(誤り) | 変状を少なくするには、盛土施工後に放置期間を設けて沈下が収束してから施工するのが基本で、「速やかに実施」は前後が逆 |
| ⑷ コンクリート打設時にコンクリートの水分が粒度調整砕石に吸収されるのを防止するため、プライムコートは一般に1〜2ℓ/m²を標準に散布する | ○(正しい) | 水分が粒度調整砕石に吸われるのを防ぐため1〜2ℓ/m²を散布するで正しい |
盛土は締め固めても、完成後にしばらく自重で圧縮沈下が続きます。沈下が残ったままコンクリート路盤や軌道を施工すると、路盤が盛土の沈下に追随し、区間ごとにばらつく不均一な沈下でひび割れや不陸が生じます。これを防ぐため、盛土施工後は十分な放置期間を設け、沈下がある程度収束してから路盤・軌道を施工します。
路盤や軌道の変状を少なくするには、盛土施工後に放置期間を設けて沈下が収束してから施工するのが基本で、「速やかに実施」は前後が逆です。盛土の沈下に追随させないための待機であり、時間をかけて沈下を先に済ませてから、その上に剛な路盤を造る順序になります。
問題:鉄道のコンクリート路盤の施工は、盛土自身の沈下等による路盤や軌道の変状を少なくするために、盛土施工後、速やかに実施することを基本とする。
〇か×か。
答え:×
盛土は完成後もしばらく沈下が続きます。放置期間を設けて沈下がある程度収束してから路盤・軌道を施工するのが基本で、速やかに施工すると盛土の沈下に路盤が追随し、不均一な沈下でひび割れや不陸の原因になります。
問題:コンクリート路盤に使用する骨材の最大粒径は、鉄筋コンクリート版の断面形状及び施工性を考慮して、最大粒径25mmとする。
〇か×か。
答え:〇
鉄筋コンクリート版の断面と施工性を考えて、骨材の最大粒径は25mmとします。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。鉄道のコンクリート路盤の施工手順は、上記の設計標準等で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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