編集部
全断面工法は、軟弱な地山で使う?安定した地山で使う?答えは安定した地山です。軟弱な地山に用いる、と書くのが引っかけで、この問題の決め手です。
この問題の要点
2級土木施工管理技士 平成25年度 No.24。テーマはトンネルの山岳工法による掘削で、適当でないものを選ぶ問題です。
正解は選択肢?。全断面工法は地質が安定した地山に用い、軟弱な地山には不向きです。
この問題は、トンネルの掘削方式(ベンチカット工法・全断面工法)と掘削方法(発破掘削)の知識を問うものです。各選択肢の正誤を順に見ていきます。
正解は?。全断面工法は、トンネルの全断面を一度に掘るため、地質が安定した地山に用い、軟弱な地山には不向きです。
この設問は、トンネルの山岳工法による掘削に関する記述から、適当でないものを1つ選ぶ形式です。どの工法をどんな地山で使うかがポイントになります。掘削方式の基礎は、トンネルの掘削方式のページで図とあわせて確認できます。
? ベンチカット工法(適当):ベンチカット工法は、一般にトンネルの断面を上半断面と下半断面に分割して掘進する工法です。これは正しい記述です。
? 発破掘削(適当):発破掘削は、地山が岩質の場合などに用い、切羽の中心の一部を先に爆破し、新しい自由面を次の爆破に利用します。これは正しい記述です。
? 全断面工法(適当でない=正解):全断面工法を「大きな断面のトンネルや、軟弱な地山に用いる」とした記述は誤りです。全断面工法は全断面を一度に掘るため、地質が安定した地山に用います。軟弱な地山には不向きです。
? 全断面掘削機(適当):全断面掘削機による機械掘削は、余掘りが少なくてすむなどの利点はありますが、一般に掘削断面が円形であるため断面変更が難しくなります。これは正しい記述です。
掘削方式でつまずいたら、用語の解説で基礎を固めると確実です。全断面・ベンチカット・導坑先進の使い分けは上のリンク、支保工(吹付け・ロックボルト)はトンネルの山岳工法のページにまとめています。
平成25年度 No.24 の正解は?で、全断面工法が向く地山に関する記述が誤りでした。
全断面工法は地質が安定した地山に用い、軟弱な地山には不向きなのが要点です。
どの工法をどんな地山で使うかが、過去問でよく問われます。
出典
※ 問題文は全文転載せず、要点を要約して扱っています。正答の判断は、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして確認しています。
※ この記事の確認日:2026年6月
なぜ?が正解(誤り)か
全断面工法が向く地山がポイントです。
「全断面工法を軟弱な地山に用いる」は誤りです。全断面工法は断面を一度に掘るため、地質が安定した地山に用います。軟弱で切羽が安定しない地山では、ベンチカット工法などで分割して掘ります。