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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.62を解説、ネットワーク式工程表

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.62は、ネットワーク式工程表について、文章中の(あ)〜(え)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものを選ぶ問題です。図中の作業A〜Hは作業内容、数字は作業日数を表します。No.59〜No.66は基礎的な能力の必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

クリティカルパスは、開始から終了までの最長経路で、その日数がそのまま工期になります。この工程では、作業A→B→E→Hと進む経路が最長で、5+7+8+3=23日です。だから、クリティカルパス上の作業は作業Bと作業E(あ=作業B、い=作業E)、作業Hの最早開始時刻は20日(う)、工期は23日間(え)となり、選択肢4が正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(あ=作業B・い=作業E・う=20日・え=23日間)

各作業の所要日数

作業ABCDEFGH
所要日数5日7日6日4日8日7日12日3日

(あ)〜(え)の求め方

(あ)(い)クリティカルパス上の作業:クリティカルパスは最長経路で、この工程では作業A→B→E→Hを通ります(5+7+8+3=23日)。この経路上にあるのが作業Bと作業Eなので、あ=作業B、い=作業Eです。作業Cや作業Fはこの最長経路上になく余裕があるので、クリティカルパス上ではありません

(う)作業Hの最早開始時刻:作業Hは、先行する作業がすべて終わってから始められます。Hより前のクリティカルパスは作業A→B→Eで、5+7+8=20日です。だから作業Hの最早開始時刻は20日です。

(え)工期:作業Hは3日かかるので、Hが終わるのは20+3=23日です。これが工程全体の工期(23日間)です。これらをすべて満たすのは選択肢4です。

覚え方

  • クリティカルパス=開始から終了までの最長経路。その日数=工期。この工程はA→B→E→H=23日
  • 最早開始時刻=合流点では長い方の経路を採用(先行作業の最長の合計)
  • クリティカルパス上の作業は余裕ゼロ(1日遅れると工期がそのまま延びる)

理解度チェック

問題:クリティカルパスは、開始から終了までの最長経路で、その日数が工期になる。

〇か×か。

答え:

クリティカルパスは最長経路で、その日数がそのまま工程全体の工期(最短の所要日数)になります。

問題:作業Hの最早開始時刻が20日、作業Hの所要日数が3日のとき、工期は22日である。

〇か×か。

答え:×

作業Hが終わるのは20+3=23日です。工期は23日間になります。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • ネットワーク式工程表の考え方(クリティカルパス=開始から終了までの最長経路=工期/最早開始時刻=合流点では長い経路を採用/クリティカルパス上の作業は余裕ゼロ)

※ 問題文・図は転載していません。ネットワーク式工程表の計算方法は最新の土木施工の教科書・工程管理の資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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