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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.61を解説、工程表の種類と特徴

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.61は、工程表の種類と特徴に関する①〜④の記述のうち、適当なもののみを全てあげている組合せを選ぶ問題です。No.59〜No.66は基礎的な能力の必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

工程表は、種類ごとに軸のとり方や表し方が違います。①のガントチャートは横軸に達成度(進捗率)をとる図表で、「横軸に日数」をとるのはバーチャートなので①は誤りです。④の作業相互の関連や順序を表すのはネットワーク式で、バーチャートの説明としては誤りです。正しいのは②と③なので、選択肢3が正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(適当なものは②③)

①〜④の正誤

記述正誤内容
① ガントチャート× 誤り横軸は達成度(進捗率)。横軸に日数をとるのはバーチャート
② 出来高累計曲線○ 適当工事全体の出来高比率の累計を曲線で表した図表(正しい)
③ グラフ式工程表○ 適当工種ごとの工程を斜線で表した図表(正しい)
④ バーチャート× 誤り作業相互の関連や順序を表すのはネットワーク式。バーチャートではない

誤っている①④のポイント

①のガントチャートは、縦軸に部分工事(作業)、横軸に達成度(進捗率)をとり、各作業がどこまで進んだかを棒線で表す図表です。横軸に「必要な日数」をとって所要日数を棒線で表すのはバーチャートなので、①はガントチャートとバーチャートを取り違えた誤りです。

④のバーチャートは、縦軸に作業、横軸に日数をとり、各作業の所要日数を棒線で表す図表です。工事内容を系統だてて、作業相互の関連や順序、施工時期まで表すのは、矢印と番号で作業のつながりを示すネットワーク式工程表です。だから④はバーチャートとネットワーク式を取り違えた誤りです。②の出来高累計曲線と③のグラフ式工程表は、いずれも正しい記述です。

覚え方

  • ガントチャート=横軸は達成度(進捗率)/バーチャート=横軸は日数/作業相互の関連・順序=ネットワーク式
  • 横軸で見分ける:ガント=進捗率/バー=日数
  • 作業相互の関連・順序・クリティカルパス=ネットワーク式

理解度チェック

問題:ガントチャートは、横軸に達成度(進捗率)をとる工程表である。

〇か×か。

答え:

ガントチャートは縦軸に作業、横軸に達成度(進捗率)をとります。横軸に日数をとるのはバーチャートです。

問題:バーチャートは、作業相互の関連や順序を明確に表す工程表である。

〇か×か。

答え:×

作業相互の関連や順序を表すのはネットワーク式工程表です。バーチャートは各作業の所要日数を棒線で表しますが、作業の関連までは明確に示せません。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 工程表の種類と特徴(ガントチャート=横軸に達成度/バーチャート=横軸に日数/出来高累計曲線=出来高比率の累計を曲線/グラフ式=工種ごとの工程を斜線/ネットワーク式=作業相互の関連・順序)

※ 問題文は転載していません。工程表の特徴は最新の土木施工の教科書・工程管理の資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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