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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.66を解説、盛土の締固めの品質管理

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.66は、盛土の締固めの品質管理に関する①〜④の記述のうち、適当なもののみを全てあげている組合せを選ぶ問題です。No.59〜No.66は基礎的な能力の必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

盛土の締固めの管理には、品質規定方式と工法規定方式があります。④は「品質規定方式では、締固めの工法を発注者が決定して施工者に指示する」としていますが、工法(機種・回数・敷均し厚)を発注者が決めて指示するのは工法規定方式です。品質規定方式は品質を規定し、工法は施工者に委ねます。だから④が誤りで、正しいのは①②③、選択肢3が正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(適当なものは①②③)

①〜④の正誤

記述正誤内容
① ICT建設機械での施工○ 適当生産性の向上・働き方改革への対応・品質管理への活用が期待されている
② 締固めの目的○ 適当法面の安定や土の支持力の増加など、必要な強度特性を得る
③ 工法規定方式○ 適当締固め機械の機種・締固め回数・敷均し厚さ等を規定する
④ 品質規定方式× 誤り品質(締固め度等)を規定し工法は施工者に委ねる。工法を発注者が決めて指示するのは工法規定方式

誤っている④のポイント

盛土の締固めの管理方式には、品質規定方式と工法規定方式があります。品質規定方式は、発注者が締固め度などの品質(結果)を仕様書で規定し、締固めの工法(方法)は施工者に委ねる方式です。一方、工法規定方式は、締固め機械の機種・締固め回数・敷均し厚さなどの工法を発注者が規定する方式です。

④は「品質規定方式では、締固めの工法を発注者が決定して施工者に指示する」としていますが、工法を発注者が決めて指示するのは工法規定方式なので、品質規定方式と工法規定方式を取り違えた誤りです。①のICT建設機械の活用、②の締固めの目的、③の工法規定方式の内容は、いずれも正しい記述です。

覚え方

  • 品質規定方式=品質(締固め度等)を規定し工法は施工者に委ねる/工法規定方式=機種・回数・敷均し厚(工法)を発注者が規定する
  • 品質規定=結果(品質)を決める/工法規定=やり方(工法)を決める
  • ICT建設機械=生産性向上・働き方改革・品質管理に活用

理解度チェック

問題:工法規定方式では、締固め機械の機種・締固め回数・敷均し厚さなどを規定する。

〇か×か。

答え:

工法規定方式は、締固めの工法(機種・回数・敷均し厚さ)を発注者が規定する方式です。

問題:品質規定方式では、締固めの工法を発注者が決定して施工者に指示する。

〇か×か。

答え:×

工法を発注者が決めて指示するのは工法規定方式です。品質規定方式は品質(締固め度等)を規定し、工法は施工者に委ねます。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 盛土の締固めの品質管理(品質規定方式=発注者が品質〔締固め度・空気間隙率・飽和度・強度〕を規定し工法は施工者に委ねる/工法規定方式=締固め機械の機種・締固め回数・敷均し厚さを規定)=道路土工・情報化施工(ICT)

※ 問題文は転載していません。締固めの品質管理は最新の道路土工要綱・情報化施工(ICT)の資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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