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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.11を解説、コンクリートの締固め

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.11は、コンクリートの締固めに関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。4つのうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

棒状バイブレータ(内部振動機)の一箇所当たりの挿入時間は、一般に5〜15秒程度です。選択肢2は30秒以上としていて、長すぎるため適当でありません。挿入時間が長すぎると、モルタルと粗骨材が分離しやすくなります。

挿入間隔を50cm以下にすること、打ち重ね時に下層へ10cm程度挿入すること、1台で締め固められる容積の目安は、いずれも締固めとして適当です。適当でないのは選択肢2です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(適当でない記述)

各選択肢の適否

選択肢適否解説
1 棒状バイブレータの挿入間隔は、一般に50cm以下にする適当挿入間隔は50cm以下が目安
2 棒状バイブレータの一箇所当たりの挿入時間は、一般に30秒以上にする適当でない(正解)挿入時間は一般に5〜15秒程度(30秒以上は長すぎで誤り)
3 打ち重ねる場合は、上層と下層が一体となるよう、棒状バイブレータを下層に10cm程度挿入する適当下層へ約10cm挿入し上下層を一体化
4 1台で締め固められるコンクリートの容積は、一般的な構造物では1時間当たりの目安がある適当1台当たりの締固め能力には目安がある

選択肢2のポイント(適当でない記述)

棒状バイブレータの一箇所当たりの挿入時間は、一般に5〜15秒程度が目安です(コンクリート標準示方書のみなし規定)。選択肢2は「30秒以上」としていて、長すぎます。

挿入時間が長すぎると、振動でモルタルと粗骨材が分離し、表面に過剰なペーストが浮くなど品質が低下します。コンクリート表面にペーストが浮き、粗骨材の分布が偏ってきたら締固め完了の目安で、それ以上は振動を続けません。挿入間隔50cm以下、下層へ10cm程度挿入という選択肢1・3は適当です。

覚え方

  • 棒状バイブレータの挿入時間=1か所5〜15秒程度(30秒以上は×)
  • 挿入間隔は50cm以下
  • 打ち重ね時は下層に10cm程度挿入して上下層を一体化
  • 入れすぎると材料分離(モルタルと粗骨材が分かれる)

理解度チェック

問題:棒状バイブレータの一箇所当たりの挿入時間は、一般に30秒以上にする。

〇か×か。

答え:×

一箇所当たりの挿入時間は一般に5〜15秒程度です。長すぎると材料分離を起こします。

問題:打ち重ねる場合は、上層と下層が一体となるよう、棒状バイブレータを下層に10cm程度挿入する。

〇か×か。

答え:

下層へ10cm程度挿入し、上下層を一体化させます。適当な記述です。

令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • 棒状バイブレータの挿入時間5〜15秒・挿入間隔50cm以下・下層へ約10cm挿入:土木学会 コンクリート標準示方書[施工編]にもとづく

※ 問題文は転載していません。締固めの数値・手順の詳細は最新の示方書・便覧で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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