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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.13を解説、コンクリートの打込み

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.13は、コンクリートの打込みに関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。4つのうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

吸水するおそれのある型枠は、打込み前にあらかじめ湿らせておかなければなりません(コンクリート標準示方書)。選択肢4は型枠を湿らせてはならないとしていて、逆であるため適当でありません。型枠が乾いたままだとコンクリート表面の水分が奪われ、品質が低下します。

型枠内での横移動の禁止、打継目以外での連続打込み、打込み前の降雨・強風対策は、いずれも適当です。適当でないのは選択肢4です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(適当でない記述)

各選択肢の適否

選択肢適否解説
1 打ち込んだコンクリートは、型枠内で横移動させてはならない適当横移動は材料分離を招くため禁止
2 計画した打継目以外では、打込みが完了するまで連続して打ち込む適当打継目以外は連続打込みが原則
3 打込み前には、降雨や強風等への対応策を準備しておく適当天候急変への備えが必要
4 型枠が吸水すると水セメント比が大きくなるので、型枠を湿らせてはならない適当でない(正解)吸水するおそれのある型枠はあらかじめ湿らせておく(湿らせてはならないは逆)

選択肢4のポイント(適当でない記述)

コンクリート標準示方書では、コンクリートと接して吸水するおそれのある型枠は、あらかじめ湿らせておかなければならないと規定しています。選択肢4は「湿らせてはならない」としていて、逆です。

乾いた型枠はコンクリート表面の水分を吸ってしまい、表面が粗くなったり強度が下がったりします。これを防ぐため、打込み前に型枠へ散水して湿らせておきます。吸水するおそれのある型枠は、打込み前に湿らせる、と押さえます。

覚え方

  • 吸水するおそれのある型枠=打込み前に湿らせる(湿らせてはならないは×)
  • 打ち込んだコンクリートは型枠内で横移動させない(材料分離を防ぐ)
  • 打継目以外は打込み完了まで連続して打ち込む
  • 打込み前に降雨・強風への対応策を準備する

理解度チェック

問題:型枠が吸水すると水セメント比が大きくなるので、型枠を湿らせてはならない。

〇か×か。

答え:×

吸水するおそれのある型枠は、打込み前にあらかじめ湿らせておきます。「湿らせてはならない」は逆です。

問題:打ち込んだコンクリートは、型枠内で横移動させてはならない。

〇か×か。

答え:

型枠内での横移動は材料分離を招くため、してはいけません。適当な記述です。

令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • 吸水するおそれのある型枠はあらかじめ湿らせておく/打込んだコンクリートの横移動禁止/打継目以外は連続打込み:土木学会 コンクリート標準示方書[施工編]にもとづく

※ 問題文は転載していません。打込みの手順・数値の詳細は最新の示方書・便覧で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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