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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.50を解説、ブロック積擁壁の各部名称

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.50は、標準的なブロック積擁壁の断面図で、各部の名称と記号の表記として最も適当な組合せを選ぶ問題です。4つのうち、最も適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

ブロックの背面に打つコンクリートは裏込めコンクリートで、その背面に入れる透水性の材料は裏込め材です。断面図で背面のコンクリート部分を示す名称は裏込めコンクリートなので、擁壁の直高と裏込めコンクリートを組み合わせた選択肢1が最も適当です。裏込めコンクリートと裏込め材を取り違えていないかが問われます。

最も適当なのは選択肢1です。

※ 問題文と断面図は、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます(記号の位置は図で確認してください)。

正解:選択肢1(擁壁の直高と裏込めコンクリートの組合せ)

ブロック積擁壁の各部名称

名称意味・役割
直高擁壁の高さ(垂直方向の高さ)
裏込めコンクリートブロックの背面に打つコンクリート(胴込め・基礎とともに擁壁を一体化)
裏込め材裏込めコンクリートの背面に入れる透水性の材料(栗石・砕石等)。背面の水を排水し水圧を減らす
基礎コンクリート擁壁の底部を支えるコンクリート
胴込めコンクリートブロックの間・裏側に詰めるコンクリート

選択肢の見分け方

選択肢は、擁壁の直高の記号と、背面部分の名称・記号の組合せで分かれます。背面のコンクリート部分の名称は、裏込めコンクリート(ブロック背面に打つコンクリート)であって、裏込め材ではありません。裏込め材は、そのさらに背面に入れる栗石・砕石などの透水性の材料です。

選択肢1・2は裏込めコンクリート、選択肢3・4は裏込め材としています。断面図で背面のコンクリート部分を指す名称は裏込めコンクリートなので、擁壁の直高と裏込めコンクリートを正しく組み合わせた選択肢1が最も適当です。記号の位置は断面図で確認します。

覚え方

  • 裏込めコンクリート=ブロック背面に打つコンクリート/裏込め材=その背面の透水性材料(栗石・砕石)
  • 直高=擁壁の垂直方向の高さ
  • 裏込め材の役割=背面の水を排水し、水圧を減らして擁壁の安定を保つ

理解度チェック

問題:ブロックの背面に打つコンクリートは、裏込め材である。

〇か×か。

答え:×

ブロックの背面に打つコンクリートは裏込めコンクリートです。裏込め材はその背面に入れる透水性の材料です。

問題:裏込め材は、擁壁背面の水を排水し、水圧を減らす役割をもつ。

〇か×か。

答え:

裏込め材(栗石・砕石等)は背面の水を排水し、擁壁にかかる水圧を減らします。

令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • コンクリートブロック積(石積)擁壁の各部名称(直高・裏込めコンクリート・裏込め材・基礎コンクリート・胴込めコンクリート):都道府県のブロック積擁壁工設計基準にもとづく

※ 問題文・断面図は転載していません。各部の記号の位置は公式の断面図で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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