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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.52を解説、施工計画の事前調査

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.52は、施工計画作成のための事前調査に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。4つのうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

自然条件の調査は、地質・地下水・湧水などが対象です。選択肢3は自然条件の把握のためとして交通量を挙げていますが、交通量は自然条件ではなく社会条件(交通・輸送)の調査なので、適当でありません。自然条件と社会条件を取り違えていないかが問われます。

近隣環境、工事数量、労務・資機材の調査は、いずれも適当です。適当でないのは選択肢3です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(適当でない記述)

各選択肢の適否

選択肢適否解説
1 近隣環境の把握のため、現場周辺の状況、近隣施設、地下埋設物等の調査を行う適当近隣環境の調査
2 工事数量の確認のため、設計図面及び仕様書の内容と現場との整合に関する調査を行う適当工事数量の確認
3 現場の自然条件の把握のため、地質、地下水、湧水、交通量等の調査を行う適当でない(正解)交通量は自然条件ではなく社会条件(交通・輸送)の調査
4 労務、資機材の確認のため、労務の供給、資機材の調達先等の調査を行う適当労務・資機材の調査

選択肢3のポイント(適当でない記述)

現場の自然条件とは、地質・地下水・湧水・地形・気象などです。選択肢3は地質・地下水・湧水を挙げていて、ここまでは自然条件ですが、交通量は自然条件ではなく、社会条件(交通・輸送)の調査です。だから「自然条件の把握のため」に交通量を挙げるのは適当でありません。

交通量は、資材の運搬経路や交通規制を検討するための社会条件の調査に含まれます。自然条件は地質・地下水・湧水・地形・気象、社会条件は交通量・周辺道路・近隣環境と押さえます。近隣環境・工事数量・労務資機材を述べた選択肢1・2・4は適当です。

覚え方

  • 自然条件=地質・地下水・湧水・地形・気象/社会条件=交通量・周辺道路・近隣環境
  • 交通量は自然条件でなく社会条件(交通・輸送)の調査
  • 事前調査=自然条件・社会条件(近隣環境)・工事数量・労務資機材などを総合的に調べる

理解度チェック

問題:現場の自然条件の把握のため、地質、地下水、湧水、交通量等の調査を行う。

〇か×か。

答え:×

交通量は自然条件ではなく社会条件の調査です。自然条件は地質・地下水・湧水・地形・気象などです。

問題:近隣環境の把握のため、現場周辺の状況、近隣施設、地下埋設物等の調査を行う。

〇か×か。

答え:

近隣環境の把握のための調査です。適当な記述です。

令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • 施工計画のための事前調査(自然条件=地質・地下水・湧水・地形・気象/社会条件=交通量・周辺道路・近隣環境/工事数量/労務・資機材):国土交通省 建設工事の現地調査等にもとづく

※ 問題文は転載していません。事前調査の項目は最新の資料で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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