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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.62を解説、ネットワーク式工程表

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.62は、ネットワーク式工程表について記載した文章中の3つの空所に当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。図中の作業A〜Hは作業内容、数字は作業日数を表します。

この問題のポイント

クリティカルパス(所要日数が最も長い経路)は作業A→B→F→Hを通り、工期は20日間になります。作業Hの最早開始時刻は、A・B・Fの合計で17日です。したがってクリティカルパス上の作業は作業B・作業F、Hの最早開始時刻は17日、工期は20日間となる選択肢1が正しい組合せです。所要日数19日の経路A→D→Gを最長と見て、作業D・作業Gをクリティカルパスと取り違えないことが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(作業B・作業F/17日/20日間)

各空所に当てはまる語句

空所当てはまる語句解説
ア・イ(クリティカルパス上の作業)作業B・作業F最長経路 A→B→F→H 上の作業
ウ(作業Hの最早開始時刻)17日A+B+F=5+5+7=17日
エ(工程全体の工期)20日間クリティカルパス長 5+5+7+3=20日

選択肢1のポイント(正しい組合せ)

ネットワーク式工程表の工期は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最も長い経路(クリティカルパス)で決まります。主な経路の所要日数は次のとおりです。

  • A→B→F→H=5+5+7+3=20日(最長=クリティカルパス=工期)
  • A→D→G=5+3+11=19日

最長はA→B→F→Hの20日なので、工期は20日間、クリティカルパス上の作業に作業B・作業Fが含まれます。作業Hの最早開始時刻は、Hの直前までの最長経路A→B→Fの合計で17日です(20日−H3日でも17日)。経路A→D→Gは19日で20日より短いため、作業D・作業Gはクリティカルパスではありません。したがって選択肢1が正しく、作業D・作業Gや最早開始15日とする選択肢2〜4は当てはまりません。

覚え方

  • 工期=所要日数が最も長い経路(クリティカルパス)の日数
  • ある作業の最早開始時刻=その作業の直前までの最長経路の合計日数
  • 2番目に長い経路(ここではA→D→G=19日)をクリティカルパスと取り違えない

理解度チェック

問題:ネットワーク式工程表の工期は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最も短い経路で決まる。

〇か×か。

答え:×

工期は、所要日数が最も長い経路(クリティカルパス)で決まります。最も短い経路ではありません。

問題:この工程表で、A→B→F→Hの所要日数は20日、A→D→Gの所要日数は19日である。工期は何日か。

(作業日数:A5・B5・D3・F7・G11・H3日)

答え:20日間

工期は最も長い経路で決まるので、A→B→F→Hの20日間です。作業Hの最早開始時刻は17日(20−3)です。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • ネットワーク式工程表の基本(工期=クリティカルパス=最長経路の所要日数/各作業の最早開始時刻=直前までの最長経路の合計)

※ 問題文・図は転載していません。作業の結線・日数は公式サイトの図で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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