令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.63は、型枠支保工の安全管理に関する文章中の4つの空所に当てはまる語句の組合せを、労働安全衛生法上、適当なものから選ぶ問題です。空所ア〜エに入る語句の正しい組合せを1つ選びます。
正しい組合せは、組立図・その日の作業を開始する前・作業主任者・不良品です。事業者は型枠支保工を組み立てるとき組立図を作成し、コンクリートの打設作業を実施するときはその日の作業を開始する前に点検します。組立図を仕様書、点検の時期を作業の前日まで、監視する者を監視員、取り除く対象を浮き錆と取り違えていないかが問われます。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(組立図・その日の作業を開始する前・作業主任者・不良品)
| 空所 | 当てはまる語句 | 解説 |
|---|---|---|
| ア(組み立てるときに作成) | 組立図 | 組立図を作成し、この組立図により組み立てる(安衛則240条) |
| イ(打設作業時の点検時期) | その日の作業を開始する前 | コンクリート打設時はその日の作業を開始する前に点検(安衛則244条) |
| ウ(監視・確認する者) | 作業主任者 | 型枠支保工の組立て等作業主任者の職務 |
| エ(点検して取り除く対象) | 不良品 | 器具・工具を点検し不良品を取り除く(安衛則247条) |
事業者は、型枠支保工を組み立てるときは組立図を作成し、かつ、この組立図により組み立てなければなりません(労働安全衛生規則第240条)。仕様書ではありません。また、コンクリートの打設作業を実施するときは、その日の作業を開始する前に型枠支保工を点検します(第244条)。作業の前日までではありません。
型枠支保工の組立て等作業主任者は、作業中に要求性能墜落制止用器具や保護帽の使用状況を監視し、材料の欠点の有無を確認して器具・工具を点検し、不良品を取り除きます(第247条)。監視するのは監視員ではなく作業主任者で、取り除くのは浮き錆ではなく不良品です。したがって、組立図・その日の作業を開始する前・作業主任者・不良品の組合せである選択肢3が適当です。仕様書・作業の前日まで・監視員・浮き錆を含む選択肢1・2・4は当てはまりません。
問題:事業者は、型枠支保工を組み立てるときは、仕様書を作成し、かつ、この仕様書により組み立てなければならない。
〇か×か。
答え:×
型枠支保工を組み立てるときは、組立図を作成し、この組立図により組み立てます(安衛則240条)。仕様書ではありません。
問題:コンクリートの打設作業を実施するときは、その日の作業を開始する前に、型枠支保工を点検しなければならない。
〇か×か。
答え:〇
コンクリートの打設作業を実施するときは、その日の作業を開始する前に型枠支保工を点検します(安衛則244条)。作業の前日までではありません。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。型枠支保工の措置・作業主任者の職務は、最新の労働安全衛生規則で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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