ゼロから学ぶ土木施工管理

ゼロから学ぶ土木施工管理
  1. HOME > 過去問解説 > 2級 > 令和7年度(前期) > No.57 建設工事現場周辺の環境保全対策

令和7年度 2級土木施工管理技士 No.57を解説、建設工事現場周辺の環境保全対策

令和7年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.57は、建設工事現場周辺の環境保全対策に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

騒音や振動の対策は、音や振動を出す発生源、それが伝わる経路、受け取る受音点の3つの段階で考えます。建設工事で広く行われるのは、発生源での対策です。

引っかかりやすいのはこの段階のすり替えです。建設工事では発生源での対策が広く行われ、受音点での対策は限定的です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1○(正しい)運搬車両の走行速度を制限して、騒音・振動を防止する
2○(正しい)ブルドーザの掘削押土で無理な負荷をかけず、後進時の高速走行を避ける
3×(誤り)建設工事では発生源での対策が広く行われる。受音点での対策が広く行われるは誤り
4○(正しい)騒音・振動の絶対値を下げ、発生期間を短縮する

選択肢3のポイント(ここが誤り)

騒音・振動の対策は、次の3つの段階に分けられます。音源をおさえる発生源対策、伝わる途中でおさえる伝搬経路対策、受け取る側でおさえる受音点対策です。

建設工事で中心になるのは発生源対策です。低騒音・低振動の工法や機械を選ぶ、作業の方法や時間を配慮する、機械の運転で無理な負荷をかけない、といった対策がこれにあたります。

選択肢3は、受音点での対策が広く行われるとしていますが、広く行われるのは発生源での対策です。受音点での対策は受け取る側の防音などで、限定的にとどまります。

覚え方

  • 騒音・振動対策=発生源・伝搬経路・受音点。建設工事は発生源対策が広く行われる
  • 発生源対策=低騒音・低振動の工法や機械、作業方法・時間の配慮
  • 受音点対策(受け取る側の防音)は限定的
  • 発生源対策と受音点対策のどちらが中心かを入れ替える記述が引っかけ

理解度チェック

問題:建設工事の騒音対策は、発生源・伝搬経路・受音点のうち、受音点での対策が広く行われる。

〇か×か。

答え:×

建設工事では、発生源での対策が広く行われます。受音点での対策は受け取る側の防音などで、限定的です。

問題:ブルドーザの掘削押土では、無理な負荷をかけず、後進時の高速走行を避けると、騒音・振動を抑えられる。

〇か×か。

答え:

機械の運転で無理な負荷をかけず、後進時の高速走行を避けることは、発生源での騒音・振動対策になります。

令和7年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • 建設工事に伴う騒音振動対策技術指針(国土交通省)ほか(発生源対策・伝搬経路対策・受音点対策の区分)

※ 問題文は転載していません。対策の区分・内容は最新の指針で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

過去問解説

よく学ばれる分野

このサイトについて

Topへ >>

  1. HOME > 過去問解説 > 2級 > 令和7年度(前期) > No.57 建設工事現場周辺の環境保全対策