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令和7年度 2級土木施工管理技士 No.62を解説、ネットワーク式工程表

令和7年度(2025年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.62は、ネットワーク式工程表について、文章中の(あ)〜(え)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものを選ぶ問題です。図中の作業A〜Hは作業内容、数字は作業日数を表します。No.59〜No.66は基礎的な能力の必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

クリティカルパスは、開始から終了までの最長経路で、その日数がそのまま工期になります。この工程では、作業A→B→E→Hと進む経路が最長で、3+5+5+3=16日です。だから、クリティカルパス上の作業は作業Bと作業E(あ=作業B、い=作業E)、作業Fの最早開始時刻は8日(う)、工期は16日間(え)となり、選択肢1が正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(あ=作業B・い=作業E・う=8日・え=16日間)

各作業の所要日数

作業ABCDEFGH
所要日数3日5日4日5日5日4日6日3日

(あ)〜(え)の求め方

(あ)(い)クリティカルパス上の作業:クリティカルパスは最長経路で、この工程では作業A→B→E→Hを通ります(3+5+5+3=16日)。この経路上にあるのが作業Bと作業Eなので、あ=作業B、い=作業Eです。作業Cや作業Fはこの最長経路上になく余裕があるので、クリティカルパス上ではありません

(う)作業Fの最早開始時刻:作業Fは、先行する作業A→Bが終わってから始められます。A→Bは3+5=8日なので、作業Fの最早開始時刻は8日です。

(え)工期:工程全体の工期は、クリティカルパスの所要日数と同じ16日です。これらをすべて満たすのは選択肢1です。

覚え方

  • クリティカルパス=開始から終了までの最長経路。その日数=工期。この工程はA→B→E→H=16日
  • 最早開始時刻=先行作業の最長経路の合計(作業FはA→B=8日)
  • クリティカルパス上の作業は余裕ゼロ(1日遅れると工期がそのまま延びる)

理解度チェック

問題:クリティカルパスは、開始から終了までの最長経路で、その日数が工期になる。

〇か×か。

答え:

クリティカルパスは最長経路で、その日数がそのまま工程全体の工期(最短の所要日数)になります。

問題:この工程のクリティカルパスがA→B→E→H=16日のとき、工期は8日である。

〇か×か。

答え:×

工期はクリティカルパスの所要日数と同じ16日です。8日は作業Fの最早開始時刻(A→B=3+5)です。

令和7年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和7年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • ネットワーク式工程表の考え方(クリティカルパス=開始から終了までの最長経路=工期/最早開始時刻=合流点では長い経路を採用/クリティカルパス上の作業は余裕ゼロ)

※ 問題文・図は転載していません。ネットワーク式工程表の計算方法は最新の土木施工の教科書・工程管理の資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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