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令和8年度 2級土木施工管理技士 No.56を解説、レディーミクストコンクリートの受入検査

令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.56は、レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の受入検査に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。4つのうち、適当でない記述を1つ選びます。

この問題のポイント

スランプ12cmのコンクリートで許容されるスランプの許容差は±2.5cmです。したがって上限値は14.5cmになります。選択肢1は上限値を15.0cmとしていて、数値が誤りです。

塩化物含有量0.30kg/m³以下、空気量4.5%の上限値6.0%、圧縮強度の呼び強度の85%以上は、いずれも基準のとおりで正しい記述です。適当でないのは選択肢1です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1 スランプ12cmで許容されるスランプの上限値は15.0cm適当でない(正解)許容差±2.5cmで上限は14.5cm。15.0cmは正しい値と異なる
2 塩化物含有量は、塩化物イオン量として原則0.30kg/m³以下正しい塩化物イオン量は原則0.30kg/m³以下
3 空気量4.5%で許容される空気量の上限値は6.0%正しい許容差±1.5%で上限は6.0%
4 1回の圧縮強度試験結果は、呼び強度の値の85%以上正しい1回の試験結果は呼び強度の85%以上

選択肢1のポイント(適当でない記述)

スランプ12cmのコンクリートで許容されるスランプの許容差は±2.5cmで、上限値は14.5cm、選択肢1の15.0cmは正しい値と異なります。スランプ8cm以上18cm以下では許容差が±2.5cmと定められているためです。数値だけを入れ替えた引っかけです。

ほかの3つは、塩化物イオン量が原則0.30kg/m³以下、空気量4.5%の許容差が±1.5%で上限6.0%、1回の圧縮強度試験結果が呼び強度の85%以上で、いずれも基準のとおりです。スランプの許容差±2.5cmから上限を計算する点がポイントです。

覚え方

  • スランプ12cmの許容差=±2.5cm。上限は14.5cm(15.0ではない)
  • 空気量4.5%の許容差=±1.5cm。上限は6.0%
  • 塩化物イオン量=原則0.30kg/m³以下
  • 1回の圧縮強度試験結果=呼び強度の85%以上

理解度チェック

問題:スランプ12cmのコンクリートで許容されるスランプの上限値は15.0cmである。

〇か×か。

答え:×

スランプ12cmの許容差は±2.5cmで、上限値は14.5cmです。15.0cmは正しい値と異なります。

問題:1回の圧縮強度試験結果は、購入者の指定した呼び強度の値の85%以上であること。

〇か×か。

答え:

1回の圧縮強度試験結果は呼び強度の85%以上で、正しい記述です。

令和8年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • JIS A 5308 レディーミクストコンクリート(スランプ8〜18cmの許容差±2.5cm、空気量の許容差±1.5%、塩化物イオン量0.30kg/m³以下、1回の圧縮強度は呼び強度の85%以上):日本産業規格にもとづく

※ 問題文は転載していません。規格の値は最新のJISで確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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