ゼロから学ぶ土木施工管理

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鉄道の軌道の維持管理とは?

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編集部

曲線で通り変位を測るのは、内側のレール?外側?答えは外軌側(外側)です。内軌側を測ると書くのが引っかけです。レール摩耗も曲線では外側が顕著です。

この記事の要点

軌道は、列車の繰返し荷重で変位するため、軌道変位を検測して補修します。

通り変位の測定は、直線部は左側レール、曲線部は外軌側レールです。過去問での問われ方も押さえます。

列車が通るたびに、軌道は少しずつ狂っていきます。その狂い(軌道変位)をどう測り、どう直すかが、試験でよく問われます。

軌道は列車の繰返し荷重で変位するため、通り変位などの軌道変位を検測し、不良箇所を速やかに補修します。

軌道変位の検測

軌道変位の状態は、日常の巡回検査や、検測車による定期的な検測によって常に把握し、不良な箇所は速やかに補修します。軌道の通り変位(左右方向のずれ)の測定は、直線部では線路の起点を背にして左側レールを、曲線部では外軌側(外側)レールを測定します。

軌道の維持管理(軌道変位の検測・レールの摩耗・バラストの交換)の分類ツリー 軌道の維持管理 軌道変位の検測 レールの摩耗 バラストの交換
軌道の維持管理のおもな内容。変位を測り、レールやバラストの状態に応じて補修・交換します。

レールとバラストの管理

レールの摩耗

レールの摩耗は、直線区間ではレールの頭部が、曲線区間では外側のレールの頭部が顕著に摩耗します。曲線では車輪が外側レールに強く当たるためです。

バラストの交換

バラストは、列車が通過するたびに繰り返しこすれ合うことで、次第に角がとれて丸みを帯びます。丸くなると噛み合いが弱まり軌道に変位が生じやすくなるため、丸みを帯びたバラストは順次交換します。

混同しやすい用語

直線区間の管理 と 曲線区間の管理

同じ軌道でも、直線と曲線で着目するレールが変わります。直線区間では、通り変位の測定は左側レールを基準とし、レール頭部が摩耗します。曲線区間では、通り変位の測定は外軌側(外側)レールで行い、外側のレールの頭部が顕著に摩耗します。直線は左側、曲線は外側、と整理できます。

試験での問われ方

軌道の維持管理は、軌道変位の測定や補修の判断が正誤判定で問われます。

平成27年度(No.42)では、通り変位の測定・検測と補修・レール摩耗・バラストの交換が出題されました。

曲線部の通り変位の測定を「内軌側レールで行う」とする記述は誤りです。曲線部の通り変位の測定は、外軌側(外側)レールで行います。

理解度チェック

問題:通り変位の測定は、直線部では左側レールを、曲線部では外軌側レールを測定する。

〇か×か。

答え:

直線部は左側レール、曲線部は外軌側(外側)レールで通り変位を測定します。

問題:レールの摩耗は、曲線区間では内側のレールの頭部が顕著に摩耗する。

〇か×か。

答え:×

曲線区間で顕著に摩耗するのは外側のレールの頭部です。車輪が外側レールに強く当たります。

問題:丸みを帯びたバラストは噛み合いが弱まり軌道変位が生じやすくなるため、順次交換する。

〇か×か。

答え:

角がとれて丸くなると変位しやすくなるため、丸みを帯びたバラストは順次交換します。

まとめ

軌道は列車の繰返し荷重で変位するため、軌道変位を検測し、不良箇所を速やかに補修します。

通り変位の測定は、直線部は左側レール、曲線部は外軌側レールで行うのが要点です。

曲線部の測定を内軌側とした誤りが、過去問でよく問われます。

参考資料

  • 鉄道総合技術研究所「鉄道構造物等維持管理標準(軌道)」
  • 国土交通省「鉄道の保線」関連資料

※ 軌道の維持管理は標準的な内容です。基準の改定や現場条件で変わるため、最新の資料で確認してください。

ゼロから学ぶ土木施工管理 編集部

この記事を書いた人

ゼロから学ぶ土木施工管理 編集部

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

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