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令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 No.43を解説、閉合トラバース測量の閉合比

令和5年度(2023年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.43は、閉合トラバース測量の観測結果から閉合比を求める計算問題です。閉合誤差0.008m、測線距離の合計197.377mから、閉合比の求め方と丸め方を見分けます。

この問題のポイント

閉合比は、閉合誤差を測線距離の合計で割った値を、分子を1とした分数で表します。この問題では0.008÷197.377の逆数で、197.377÷0.008=24672となり、有効数字を切り捨てて1/24600になります。公式の向き(閉合誤差÷距離の合計)と、切り捨てか四捨五入かを取り違えていないかが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(正しい値)

計算

項目
閉合比の式閉合誤差 ÷ 測線距離の合計(分子を1とした分数で表す)
閉合誤差0.008m
測線距離の合計197.377m
計算197.377 ÷ 0.008 = 24672 → 切り捨てて 1/24600

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ 1/24400×(誤り)計算値24672を切り捨てても24400にはならない
⑵ 1/24500×(誤り)同上、24500にはならない
⑶ 1/24600○(正しい)197.377÷0.008=24672を切り捨てて1/24600
⑷ 1/24700×(誤り)四捨五入すれば24700だが、設問は切り捨て

選択肢3のポイント(ここが正しい)

閉合比は閉合誤差を測線距離の合計で割った値で、分子を1とした分数で表します。閉合比=閉合誤差÷測線距離の合計で、197.377÷0.008=24672となります。

この24672の有効数字を切り捨てると1/24600です。設問は切り捨てなので1/24600。四捨五入の1/24700ではない点に注意します。したがって正しいものは選択肢3です。

覚え方

  • 閉合比=閉合誤差÷測線距離の合計(分子1の分数)。この問題は197.377÷0.008=24672→切り捨てて1/24600
  • 分母が大きいほど精度が高い(閉合比は小さいほどよい)
  • 切り捨てと四捨五入で答えが変わる(1/24600と1/24700)ので設問の指示に従う

理解度チェック

問題:閉合比は、閉合誤差を測線距離の合計で割って求める。

〇か×か。

答え:

閉合比は、閉合誤差を測線距離の合計で割った値を、分子を1とした分数で表します。

問題:閉合比は分母が大きいほど、測量の精度が低いことを表す。

〇か×か。

答え:×

分母が大きいほど閉合誤差が相対的に小さく、測量の精度が高いことを表します。

令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和5年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 測量(閉合比=閉合誤差÷測線距離の総和を、分子を1とした分数で表す。分母が大きいほど精度が高い)

※ 問題文と観測表は転載していません。閉合比の求め方は、測量の標準的な教科書等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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