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令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 No.42を解説、港則法の航路・航法

令和5年度(2023年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.42は、特定港内の船舶の航路及び航法に関する記述のうち、港則法上、誤っているものを選ぶ問題です。航路の使用、航路内での投びょうや行き会いの決まりが正しく述べられているかを見分けます。

この問題のポイント

港則法では、航路内で他の船舶と行き会うときは、右側を航行します。選択肢3は「左側を航行しなければならない」としていますが、正しくは右側航行です。道路の歩行とは違い船舶は右側航行で、左右を取り違えていないかが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ 汽艇等以外の船舶は、特定港に出入りし、又は特定港を通過するには、国土交通省令で定める航路によらなければならない○(正しい)汽艇等以外は定められた航路を通る
⑵ 船舶は、航路内においては、原則として投びょうし、又はえい航している船舶を放してはならない○(正しい)航路内での投びょう等は航行の妨げになるため原則禁止
⑶ 船舶は、航路内において、他の船舶と行き会うときは、左側を航行しなければならない×(誤り)航路内で行き会うときは右側を航行する。「左側」が逆
⑷ 航路から航路外に出ようとする船舶は、航路を航行する他の船舶の進路を避けなければならない○(正しい)航路を航行する船舶が優先する

選択肢3のポイント(ここが誤り)

港則法では、特定港内の航路内で他の船舶と行き会うときは、右側を航行します。選択肢3は「左側を航行しなければならない」としており、左右が入れ替わっています。

航路内で他の船舶と行き会うときは右側を航行するのが正しく、「左側を航行」は逆で誤りです。⑴の汽艇等以外は国土交通省令で定める航路による点、⑵の航路内での投びょう等の原則禁止、⑷の航路から出る船が航路を航行する船の進路を避ける点は、いずれも港則法の規定どおりで正しい記述です。したがって誤っているものは選択肢3です。

覚え方

  • 航路内で行き会うときは右側を航行(左側は誤り)
  • 汽艇等以外は国土交通省令で定める航路による・航路内の投びょうは原則禁止
  • 航路から出る船は、航路を航行する船の進路を避ける(航路航行船が優先)

理解度チェック

問題:船舶は、航路内において、他の船舶と行き会うときは、左側を航行しなければならない。

〇か×か。

答え:×

航路内で他の船舶と行き会うときは右側を航行します。

問題:航路から航路外に出ようとする船舶は、航路を航行する他の船舶の進路を避けなければならない。

〇か×か。

答え:

航路を航行する船舶が優先します。

令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和5年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 港則法(特定港に出入り・通過する汽艇等以外の船舶は定められた航路による/航路内での投びょう等は原則禁止/航路内で行き会うときは右側航行/航路航行船の優先)

※ 問題文は転載していません。航路及び航法は、最新の港則法で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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