ゼロから学ぶ土木施工管理

ゼロから学ぶ土木施工管理
  1. HOME > 過去問解説 > 2級 > 令和5年度(後期) > No.57 ネットワーク式工程表

令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 No.57を解説、ネットワーク式工程表

令和5年度(2023年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.57は、ネットワーク式工程表について記載した文章の空欄に、当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。クリティカルパス上の作業、作業Dの余裕日数、工程全体の工期を求めます。

この問題のポイント

クリティカルパスは最長経路で、A→B→F→Gの4+6+6+6=22日間が工期です。イとロはこの経路上の作業Bと作業Fです。作業Dは別経路(A→C→E→G=17日)にあり、22−17−3=3日の余裕があるため、3日遅れても工期に影響しません。最長経路とフロートの計算を取り違えていないかが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(正しい組合せ)

各作業の所要日数とクリティカルパス

項目
各作業の所要日数A4日・B6日・C3日・D3日・E4日・F6日・G6日
クリティカルパス(最長経路)A→B→F→G=4+6+6+6=22日間(=工期)
作業Dの経路A→C→E→G=3+4+4+6=17日(作業Dのフロート=22−17−3=3日

各選択肢の組合せ

選択肢(イ/ロ/ハ/ニ)正誤解説
⑴ 作業B/作業F/3日/22日間○(正しい)CP上の作業B・F、作業Dの余裕3日、工期22日間
⑵ 作業C/作業E/2日/20日間×(誤り)作業C・EはCP上でなく、工期も22日間
⑶ 作業C/作業E/3日/20日間×(誤り)作業C・EはCP上でなく、工期は22日間
⑷ 作業B/作業F/2日/22日間×(誤り)作業Dの余裕は3日で、2日ではない

選択肢1のポイント(ここが正しい)

クリティカルパスは最長経路のA→B→F→Gで、4+6+6+6=22日間が工期です。イとロはこの経路上の作業Bと作業Fです。作業Dは別経路(A→C→E→G=17日)にあり、22−17−3=3日の余裕があるので、3日遅延しても工期に影響しません。

クリティカルパスはA→B→F→Gで工期22日間、作業Dの余裕は3日です。イ=作業B、ロ=作業F、ハ=3日、ニ=22日間の組合せが合致します。したがって正しいものは選択肢1です。

覚え方

  • クリティカルパス=最長経路(A→B→F→G=22日間=工期)/イ=作業B・ロ=作業F
  • 作業Dは別経路にあり余裕(フロート)3日で、3日遅れても工期に影響しない
  • フロート=工期−その作業を含む経路の日数(22−17−3=3日)

理解度チェック

問題:この工程のクリティカルパスの工期は22日間である。

〇か×か。

答え:

最長経路A→B→F→G=4+6+6+6=22日間が工期です。

問題:作業Dは、5日遅延しても全体の工期に影響しない。

〇か×か。

答え:×

作業Dの余裕は3日です。3日を超えて遅延すると工期に影響します。

令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和5年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • ネットワーク式工程表(クリティカルパス=最長経路で工期を決める、フロート=作業の余裕日数、工期=クリティカルパスの所要日数)

※ 問題文と図は転載していません。ネットワーク式工程表の計算は、標準的な施工管理の教科書等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

過去問解説

よく学ばれる分野

このサイトについて

Topへ >>

  1. HOME > 過去問解説 > 2級 > 令和5年度(後期) > No.57 ネットワーク式工程表