ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.50を解説、橋の各部の長さ

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.50は、橋の一般的な構造で、あ〜えの橋の長さを表す名称の組合せに関する問題です。4つの組合せのうち、適当なものを1つ選びます。No.48〜No.58は必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

橋の長さは、外側の全長から内側へ、橋長・桁長・支間長・径間長の順に並びます。あが橋の全長を表す橋長、いが桁そのものの桁長、うが支承の中心間を測る支間長、えが下部構造の前面間を測る径間長です。まちがえやすいのは、橋長と桁長、支間長と径間長という似た二組を入れ替えてしまうことで、選択肢2〜4はここが逆になっています。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(あ・い・う・え=橋長・桁長・支間長・径間長)

あ〜えの名称と位置

記号名称意味・測る位置
橋長橋の全長。両端の橋台の胸壁(パラペット)前面の間の長さで、桁と橋台のすき間も含む。4つで最も長い
桁長桁(上部構造)の端から端までの長さ。橋台とのすき間を含まない桁そのもの
支間長橋を支える支承の中心から中心までの距離
径間長隣り合う下部構造(橋脚・橋台)の前面の間の距離

各選択肢の正誤

選択肢あ・い・う・え の組合せ正誤
1橋長・桁長・支間長・径間長○ 正しい
2桁長・橋長・支間長・径間長× あ・い(橋長と桁長)が逆
3桁長・橋長・径間長・支間長× あ・いも う・えも逆
4橋長・桁長・径間長・支間長× う・え(支間長と径間長)が逆

選択肢1が正しい理由(引っかけの見分け)

まず外側の二つ、橋長と桁長の違いです。橋長は橋の全長で、両端の橋台の胸壁前面までを測るため、桁と橋台のすき間も含みます。桁長は桁そのものの長さで、そのすき間を含みません。だから橋長のほうが桁長より長く、一番外側の全長を表すあが橋長、その内側のいが桁長です。選択肢2と3は、この二つを逆にしています。

次に内側の二つ、支間長と径間長の違いです。支間長は橋を支える支承の中心から中心までを測り、径間長は隣り合う下部構造(橋脚・橋台)の前面の間を測ります。支間長は支点(支承)で、径間長は下部構造の面で測るという測り方の違いです。うが支間長、えが径間長で、選択肢3と4はこの二つを逆にしています。両方とも正しいのは選択肢1だけです。

覚え方

  • 外側の全長から順に 橋長→桁長→支間長→径間長。橋長は橋の全長、桁長は桁そのもの、支間長は支承中心間、径間長は下部構造の前面間
  • 橋長と桁長の違い=橋台とのすき間を含むか(橋長)、含まないか(桁長)
  • 支間長と径間長の違い=支承の中心で測るか(支間長)、下部構造の前面で測るか(径間長)

理解度チェック

問題:支間長は、橋を支える支承の中心から中心までの距離である。

〇か×か。

答え:

支間長は支承の中心間距離です。下部構造の前面間を測る径間長とは、測る位置が違います。

問題:橋長は桁だけの長さのことで、桁長より短い。

〇か×か。

答え:×

橋長は橋の全長で、橋台の胸壁前面までを測ります。桁と橋台のすき間も含むので、桁だけの桁長より長くなります。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 橋長・桁長・支間長・径間長の定義=道路橋の一般的な構造(橋長=両橋台の胸壁前面間、支間長=支承中心間、径間長=下部構造前面間、桁長=桁の実長)

※ 問題文・図は転載していません。各部の名称は最新の道路橋示方書・橋梁の構造の解説等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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