ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.51を解説、建設機械

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.51は、建設機械に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。No.48〜No.58は必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

タイヤローラは、タイヤの空気圧を変えて接地圧を調整できる締固め機械です。砕石などの締固めでは、空気圧を高くして接地圧を大きくします。選択肢1は「砕石等の締固めには空気圧を減少させて締め固める」としていますが、砕石の締固めは空気圧を高くして接地圧を大きくするのが正しく、減少させるのは逆です。これが適当でないもの、つまり正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤内容
1 タイヤローラ× 適当でない砕石の締固めは空気圧を高くして接地圧を大きくするのが正しく、減少させるは逆
2 スクレーパ○ 適当土砂の掘削・積込み・運搬・敷均しの一連の作業ができる
3 ドリルジャンボ○ 適当削岩機を移動式台車に搭載し、せん孔(穴あけ)作業に用いる
4 スクレープドーザ○ 適当ブルドーザとスクレーパの機能を併せ持ち、狭い場所や軟弱地盤で用いる

選択肢1のポイント(ここが誤り)

タイヤローラは、タイヤの空気圧とバラスト(載荷重)で接地圧を調整します。空気圧を高くすると接地圧が大きくなり、砕石のような粗い材料をしっかり締め固められます。反対に、粘性土などでは空気圧を低くして接地圧を小さくします。

選択肢1は、砕石の締固めで「空気圧を減少させる」としていますが、砕石は空気圧を高くして接地圧を大きくするのが正しく、減少させるのは逆です。前半の「空気圧を調整して接地圧を変化させることができる」は正しいので、後半の向きだけが誤っています。ほかの選択肢は、スクレーパが掘削から敷均しまでの一連作業を行うこと、ドリルジャンボが削岩機を台車に載せてせん孔に使うこと、スクレープドーザがブルドーザとスクレーパの機能を持つことを、いずれも正しく述べています。

覚え方

  • タイヤローラは空気圧で接地圧を調整。砕石など固い締固め=空気圧を高く(接地圧を大きく)/粘性土=空気圧を低く(接地圧を小さく)
  • 空気圧を高くする→接地圧が大きくなる→砕石など粗い材料の締固め
  • スクレーパ=掘削・積込み・運搬・敷均しの一連/ドリルジャンボ=せん孔/スクレープドーザ=ブル+スクレーパで軟弱地盤

理解度チェック

問題:タイヤローラで砕石を締め固めるときは、タイヤの空気圧を高くして接地圧を大きくする。

〇か×か。

答え:

砕石など粗い材料の締固めでは、空気圧を高くして接地圧を大きくします。粘性土では逆に空気圧を低くします。

問題:タイヤローラは、砕石の締固めのときタイヤの空気圧を減少させて締め固める。

〇か×か。

答え:×

逆です。砕石の締固めでは空気圧を高くして接地圧を大きくします。空気圧を減少させるのは、接地圧を小さくしたい粘性土などの場合です。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 締固め機械の特徴=タイヤローラは空気圧・バラストで接地圧を調整(砕石など粗い材料は空気圧を高くして接地圧を大きくする/粘性土は低くする)

※ 問題文は転載していません。建設機械の特徴は最新の土木施工の教科書・機械メーカーの資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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