ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.52を解説、施工計画作成

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.52は、施工計画作成に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。No.48〜No.58は必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

調達計画は、労務計画・資材計画・機械計画といった、工事に必要な人・もの・機械をそろえる計画です。選択肢2は「それらに基づき実行予算を立てることが主な内容」としていますが、実行予算を立てるのは原価管理計画の内容で、調達計画の主な内容ではありません。これが適当でないもの、つまり正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤内容
1 環境保全計画○ 適当公害問題・交通問題への影響などに十分な対策を立てるのが主な内容
2 調達計画× 適当でない主な内容は労務・資材・機械の計画。実行予算を立てるのは原価管理計画の内容
3 品質管理計画○ 適当設計図書に基づき、要求する品質が規格値内に収まるよう計画する
4 仮設備計画○ 適当使用目的や期間に応じて構造計算を行い、安全な仮設備を計画する

選択肢2のポイント(ここが誤り)

調達計画は、工事に必要な労務(人)・資材(もの)・機械の調達と使用を計画するものです。だから調達計画の主な内容は、労務計画・資材計画・機械計画です。選択肢2は、ここに「それらに基づき実行予算を立てること」を主な内容として加えていますが、実行予算を作るのは原価管理計画の仕事で、調達計画の主な内容ではありません

実行予算は、最も経済的な施工計画をもとに原価管理として作られ、実際にかかった原価と比べて工事の採算を管理するために使います。選択肢2は、前半の労務・資材・機械計画は正しいのですが、後半で調達計画に実行予算まで含めた点が誤りです。ほかの選択肢は、環境保全計画が公害・交通問題への対策、品質管理計画が設計図書に基づく規格値内の管理、仮設備計画が使用目的・期間に応じた構造計算を、いずれも正しく述べています。

覚え方

  • 調達計画=労務・資材・機械をそろえる計画。実行予算を立てるのは原価管理計画(調達計画ではない)
  • 調達計画=人・もの・機械を調達する計画
  • 実行予算・採算の管理=原価管理計画の仕事

理解度チェック

問題:調達計画の主な内容は、労務計画・資材計画・機械計画である。

〇か×か。

答え:

調達計画は、工事に必要な人・もの・機械をそろえる計画で、労務・資材・機械の計画が主な内容です。

問題:実行予算を立てることは、調達計画の主な内容である。

〇か×か。

答え:×

実行予算を立てるのは原価管理計画の内容です。調達計画の主な内容は労務・資材・機械の計画です。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 施工計画の内容分類=調達計画(労務・資材・機械の計画)/原価管理計画(実行予算の作成・採算管理)/品質管理計画・環境保全計画・仮設備計画

※ 問題文は転載していません。施工計画の内容分類は最新の土木施工の教科書・各発注機関の施工計画書作成の手引き等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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