ゼロから学ぶ土木施工管理

ゼロから学ぶ土木施工管理
  1. HOME > 過去問解説 > 2級 > 令和6年度(後期) > No.55 アスファルト舗装の品質特性

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.55を解説、アスファルト舗装の品質特性

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.55は、アスファルト舗装の品質特性と試験方法に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。No.48〜No.58は必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

路床の強さは、路床土の支持力の比を表すCBRで評価し、CBR試験で判定します。選択肢4は「路床の強さを判定するためには標準貫入試験を行う」としていますが、路床の強さの判定はCBR試験で、標準貫入試験は地盤のN値を調べる試験です。これが適当でないもの、つまり正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤品質特性と試験方法
1 アスファルトの硬さ○ 適当針入度試験で調べる(硬いアスファルトほど針入度が小さい)
2 平坦性○ 適当平坦性試験で確認する
3 アスファルトの延性○ 適当伸度試験で調べる(切断するまで伸びた量で表す)
4 路床の強さ× 適当でない路床の強さの判定はCBR試験。標準貫入試験は地盤のN値を調べる試験

選択肢4のポイント(ここが誤り)

路床の強さは、路床土の支持力の比を表すCBRで評価します。CBR試験で路床のCBRを求め、その値をもとにアスファルト舗装の厚さを決めます。だから、路床の強さを判定するのはCBR試験で、標準貫入試験ではありません

標準貫入試験は、ボーリング孔でサンプラーを打ち込み、N値を求めて地盤の硬さや支持層を調べる試験で、路床の強さ(CBR)の判定には使いません。選択肢4は、この試験を取り違えている点が誤りです。ほかの選択肢は、針入度試験でアスファルトの硬さ、平坦性試験で平坦性、伸度試験で延性を調べることを、いずれも正しく述べています。

覚え方

  • 路床の強さ=CBR試験(標準貫入試験ではない。標準貫入試験は地盤のN値)/アスファルトの硬さ=針入度試験/延性=伸度試験
  • 針入度=硬さ/伸度=延性/平坦性=平坦性試験
  • 路床の強さ=CBR試験/標準貫入試験=地盤のN値(硬軟・支持層)

理解度チェック

問題:路床の強さを判定するためには、CBR試験を行う。

〇か×か。

答え:

路床の強さはCBR(路床土の支持力比)で評価し、CBR試験で判定して舗装厚を決めます。

問題:路床の強さを判定するためには、標準貫入試験を行う。

〇か×か。

答え:×

路床の強さの判定はCBR試験です。標準貫入試験は地盤のN値を調べる試験で、路床の強さの判定には使いません。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • アスファルト舗装の品質特性と試験(針入度試験=硬さ/伸度試験=延性/平坦性試験=平坦性/CBR試験=路床の強さ)=日本アスファルト協会・舗装の設計(CBR)

※ 問題文は転載していません。試験方法と品質特性の対応は最新の舗装施工便覧・アスファルト関係の資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

過去問解説

よく学ばれる分野

このサイトについて

Topへ >>

  1. HOME > 過去問解説 > 2級 > 令和6年度(後期) > No.55 アスファルト舗装の品質特性