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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.56を解説、レディーミクストコンクリートの判定基準

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.56は、呼び強度24・スランプ12cmと指定したJIS A 5308レディーミクストコンクリートの試験結果について、各項目の判定基準を満足しないものを1つ選ぶ問題です。No.48〜No.58は必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

レディーミクストコンクリートの塩化物イオン含有量は、原則として0.30 kg/m3以下と定められています。選択肢1は0.8 kg/m3で、この0.30 kg/m3以下を大きく超えており、判定基準を満足しません。これが満足しないもの、つまり正解です。ほかのスランプ・空気量・圧縮強度は、いずれも基準の範囲内です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(判定基準を満足しないもの)

各項目の判定

選択肢判定基準試験結果判定
1 塩化物イオン含有量原則 0.30 kg/m3以下0.8 kg/m3× 満足しない(0.30を超過)
2 スランプ12cm指定・許容差±2.5cm(9.5〜14.5cm)13.0 cm○ 満足
3 空気量4.5%・許容差±1.5%(3.0〜6.0%)4.5 %○ 満足
4 圧縮強度1回が呼び強度の85%以上(20.4以上)かつ3回平均が呼び強度以上(24以上)平均 25.0 N/mm2○ 満足

選択肢1のポイント(判定基準を満足しない)

JIS A 5308では、レディーミクストコンクリートの塩化物イオン含有量を、原則として0.30 kg/m3以下と定めています。選択肢1の0.8 kg/m3は、この0.30 kg/m3以下を大きく超えているので、判定基準を満足しません。だから、これが満足しないもの、つまり正解です。

ほかの項目を見ると、スランプは指定12cmに対して許容差±2.5cm(9.5〜14.5cm)で、結果13.0cmは範囲内です。空気量は4.5%(許容差±1.5%で3.0〜6.0%)で、結果4.5%は基準どおりです。圧縮強度は、1回の試験結果が呼び強度の85%以上(24×0.85=20.4以上)かつ3回の平均が呼び強度以上(24以上)が判定基準で、平均25.0 N/mm2はこれを満たします。

覚え方

  • 塩化物イオン含有量は原則0.30 kg/m3以下。0.8 kg/m3は大きく超過で判定基準を満足しない
  • スランプ8〜18cmの許容差=±2.5cm/空気量4.5%の許容差=±1.5%
  • 圧縮強度=1回が呼び強度の85%以上、かつ3回平均が呼び強度以上

理解度チェック

問題:JIS A 5308のレディーミクストコンクリートの塩化物イオン含有量は、原則0.30 kg/m3以下である。

〇か×か。

答え:

塩化物イオン含有量は原則0.30 kg/m3以下です(購入者の承認があれば0.60 kg/m3以下)。

問題:塩化物イオン含有量が0.8 kg/m3のとき、判定基準を満足する。

〇か×か。

答え:×

0.8 kg/m3は原則0.30 kg/m3以下を大きく超えるため、判定基準を満足しません。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • JIS A 5308 レディーミクストコンクリート(塩化物イオン含有量 原則0.30kg/m3以下/スランプ8〜18cmの許容差±2.5cm/空気量の許容差±1.5%/圧縮強度は1回が呼び強度の85%以上・3回平均が呼び強度以上)

※ 問題文は転載していません。判定基準の数値は最新のJIS A 5308・コンクリート標準示方書等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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