ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 No.57を解説、騒音・振動対策

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.57は、建設工事における騒音・振動対策に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。No.48〜No.58は必須問題なので、全問解答します。

この問題のポイント

掘削土をダンプトラックに積み込むときは、落下高(放出する高さ)を低くして、不必要な騒音・振動の発生を抑えます。選択肢2は「落下高を高くして掘削土の放出をスムーズに行う」としていますが、落下高を高くすると着地の衝撃で騒音・振動が大きくなるため、対策としては落下高を低くするのが正しいです。これが適当でないもの、つまり正解です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤内容
1 大きさの低減と発生期間の短縮○ 適当騒音・振動の大きさを下げるほか、発生期間の短縮も検討する
2 積込みの落下高× 適当でない落下高を低くして騒音・振動を抑えるのが正しく、高くするのは逆
3 作業待ち時のエンジン停止○ 適当建設機械のエンジンをできる限り止め、騒音・振動を発生させない
4 機械の点検・整備○ 適当整備不良による騒音・振動が発生しないよう点検・整備を十分に行う

選択肢2のポイント(ここが誤り)

掘削土をバックホゥなどでダンプトラックに積み込むときは、放出する高さ(落下高)を低くして、不必要な騒音・振動の発生を避けます。高いところから落とすと、着地の衝撃で騒音や振動が大きくなるからです。だから、騒音・振動対策としては落下高を低くするのが正しく、高くするのは逆です

選択肢2は「落下高を高くして…放出をスムーズに行う」として、対策と反対の内容になっている点が誤りです。ほかの選択肢は、騒音・振動の大きさの低減と発生期間の短縮、作業待ち時のエンジン停止、機械の点検・整備を、いずれも正しく述べています。

覚え方

  • 騒音・振動対策では、積込みの落下高を低くする(高くすると着地の衝撃で騒音・振動が大きくなる)
  • 発生源で下げる=大きさの低減+発生期間の短縮/作業待ちはエンジン停止/機械は点検・整備
  • 落下高=低く(高くは逆)

理解度チェック

問題:掘削土をダンプトラックに積み込むときは、落下高を低くして騒音・振動を抑える。

〇か×か。

答え:

落下高を低くすると着地の衝撃が小さくなり、騒音・振動の発生を抑えられます。

問題:騒音・振動対策として、掘削土の落下高を高くして放出をスムーズに行う。

〇か×か。

答え:×

落下高を高くすると衝撃で騒音・振動が大きくなります。対策としては落下高を低くします。

令和6年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 建設工事の騒音・振動対策(積込み時は落下高を低くして騒音・振動を抑える/大きさの低減と発生期間の短縮/作業待ち時のエンジン停止/機械の点検・整備)=環境省・建設工事に伴う騒音振動対策技術指針

※ 問題文は転載していません。騒音・振動対策は最新の建設工事に伴う騒音振動対策技術指針・環境省の資料等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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