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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.56を解説、レディーミクストコンクリートの品質管理

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.56は、レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。4つのうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

品質管理の項目は、強度・スランプ又はスランプフロー・空気量・塩化物含有量の4つです。選択肢1は強度・スランプ又はスランプフロー・空気量の3つとしていますが、塩化物含有量が抜けていて4つが正しいので、適当でありません。品質管理の項目が3つか4つか(塩化物含有量を含むか)が問われます。

圧縮強度試験の材齢、圧縮強度試験結果の平均値の判定の記述は、いずれも適当です。適当でないのは選択肢1です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(適当でない記述)

各選択肢の適否

選択肢適否解説
1 品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、空気量の3つである適当でない(正解)品質管理の項目は塩化物含有量を含めて4つ(3つではない)
2 圧縮強度試験は、一般に材齢28日で行う適当呼び強度は材齢28日の強度値
3 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の強度値以上でなければならない適当3回の平均値は呼び強度の強度値以上
4 1回の圧縮強度試験結果は、呼び強度の強度値の一定割合以上でなければならない適当1回の試験結果の判定基準

選択肢1のポイント(適当でない記述)

レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、空気量、塩化物含有量の4つです。選択肢1は「強度、スランプ又はスランプフロー、空気量の3つ」としていて、塩化物含有量が抜けています。

塩化物含有量は、鉄筋の腐食を防ぐために管理する項目で、塩化物イオン量として原則0.30kg/m³以下です。この塩化物含有量を入れて4つが正しい品質管理の項目です。品質管理の項目は強度・スランプ又はスランプフロー・空気量・塩化物含有量の4つと押さえます。圧縮強度試験の材齢・平均値の判定を述べた選択肢2・3・4は適当です。

覚え方

  • 品質管理の項目=強度・スランプ又はスランプフロー・空気量・塩化物含有量の4つ(3つではない)
  • 圧縮強度試験=一般に材齢28日で行う(呼び強度の材齢)
  • 3回の圧縮強度試験結果の平均値=呼び強度の強度値以上

理解度チェック

問題:レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、空気量の3つである。

〇か×か。

答え:×

品質管理の項目は、塩化物含有量を含めて4つです。3つではありません。

問題:圧縮強度試験は、一般に材齢28日で行う。

〇か×か。

答え:

圧縮強度試験は一般に材齢28日で行います。呼び強度は材齢28日の強度値です。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • JIS A 5308 レディーミクストコンクリート(品質管理の項目=強度・スランプ又はスランプフロー・空気量・塩化物含有量/圧縮強度は材齢28日/3回の平均値は呼び強度以上/塩化物イオン量は原則0.30kg/m³以下)

※ 問題文は転載していません。品質管理の項目・判定基準は最新のJIS A 5308で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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