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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.57を解説、建設工事の環境保全対策

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.57は、建設工事における環境保全対策に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。4つのうち、適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

盛土箇所の風による塵埃(じんあい)の防止は、散水を原則とします。選択肢3は「仮囲いの設置を原則とする」としていますが、盛土箇所の風による塵埃防止で原則とするのは散水なので、適当でありません。塵埃防止で原則とするのが散水か仮囲いかが問われます。

周辺状況の事前調査、近隣環境への影響の考慮、低騒音型建設機械の使用の記述は、いずれも適当です。適当でないのは選択肢3です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(適当でない記述)

各選択肢の適否

選択肢適否解説
1 工事現場周辺の家屋、施設等の有無や、騒音又は振動源との距離等を事前に調査する適当周辺状況の事前調査は環境保全の基本
2 施工にあたっては、井戸がれ、自然生物の保護等、近隣環境への影響を考慮する適当近隣環境への影響を考慮する
3 盛土箇所の風による塵埃の防止にあたっては、仮囲いの設置を原則とする適当でない(正解)盛土箇所の風による塵埃の防止は散水が原則(仮囲いではない)
4 掘削、積込み作業にあたっては、低騒音型建設機械の使用を原則とする適当低騒音型建設機械で騒音を抑える

選択肢3のポイント(適当でない記述)

盛土箇所の風による塵埃(じんあい)の防止にあたっては、散水を行うのが原則です。散水で盛土表面を湿らせると、風で土粒子が舞い上がるのを抑えられます。選択肢3は「仮囲いの設置を原則とする」としていて、原則とする対策を取り違えています。

仮囲いは、工事現場の外周を鋼板やシートで囲い、周辺への土砂・資材の飛散や第三者の立入りを防ぐものです。人家密集地などで用いますが、盛土箇所の広い面から風で舞い上がる塵埃の防止で原則とするのは散水です。周辺状況の事前調査(選択肢1)、近隣環境への影響の考慮(選択肢2)、低騒音型建設機械の使用(選択肢4)は、いずれも適当な環境保全対策です。

覚え方

  • 盛土箇所の風による塵埃の防止=散水が原則(仮囲いではない)
  • 仮囲い=工事現場の外周を囲い、周辺への飛散や立入りを防ぐ(塵埃防止の原則ではない)
  • 掘削・積込み作業=低騒音型建設機械の使用を原則とする

理解度チェック

問題:盛土箇所の風による塵埃の防止にあたっては、仮囲いの設置を原則とする。

〇か×か。

答え:×

盛土箇所の風による塵埃の防止は、散水を原則とします。仮囲いは周辺への飛散防止などに用いるもので、塵埃防止の原則ではありません。

問題:掘削、積込み作業にあたっては、低騒音型建設機械の使用を原則とする。

〇か×か。

答え:

掘削・積込み作業では、低騒音型建設機械の使用を原則として騒音を抑えます。適当な記述です。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • 建設工事の環境保全対策(盛土箇所の風による塵埃の防止は散水を原則とする/仮囲いは周辺への飛散・立入り防止/掘削・積込み作業は低騒音型建設機械の使用を原則とする)

※ 問題文は転載していません。環境保全対策の具体は、最新の関係要綱・指針で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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