令和7年度(2025年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.41は、主任技術者及び監理技術者の職務に関する問題です。4つの記述のうち、建設業法上、正しいものを1つ選びます。
4つのうち、技術者の法律で定められた職務にあたるのは1つだけです。技術上の管理か、経営・契約の仕事かで分かれます。
主任技術者・監理技術者の職務は、施工の技術上の管理です(第26条の4)。施工計画の作成、工程管理、品質管理などがこれにあたります。選択肢3がこれで、正解です。資機材の調達、下請契約の締結、下請代金の支払は、経営や契約の仕事で、技術者の職務ではありません。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(正しい記述)
| 選択肢(職務) | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 当該建設工事の資機材の調達 | ×(職務外) | 資機材の調達は経営・調達の仕事で、技術者の職務ではない |
| 2 当該建設工事の下請契約の締結 | ×(職務外) | 契約の締結は経営・契約の仕事で、技術者の職務ではない |
| 3 当該建設工事の施工の技術上の管理 | ○(正しい) | 技術者の職務は施工の技術上の管理(第26条の4) |
| 4 当該建設工事の下請代金の支払 | ×(職務外) | 代金の支払は経営・財務の仕事で、技術者の職務ではない |
建設業法第26条の4は、主任技術者・監理技術者の職務を、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理と、施工に従事する者の技術上の指導監督、と定めています。まとめると工事現場で建設工事を適正に進めるための、施工の技術上の管理です。選択肢3はこれにあたり、正しい記述です。
誤りの3つは、いずれも会社側(経営・契約・財務)の仕事です。資機材をいくらでどこから買うか、下請とどう契約するか、代金をいつ払うかは、技術者ではなく会社が判断します。「技術上の管理か、お金や契約の話か」で分けると、技術者の職務を取りちがえません。
この問題に出た4つを、技術者の職務かどうかで分けます。
| 内容 | 技術者の職務か |
|---|---|
| 施工の技術上の管理(施工計画・工程管理・品質管理・指導監督) | 職務にあたる |
| 資機材の調達 | 職務でない(経営・調達) |
| 下請契約の締結 | 職務でない(経営・契約) |
| 下請代金の支払 | 職務でない(経営・財務) |
技術者の職務は「技術上の管理」に限られます。調達・契約・支払といったお金や契約の話は、会社の仕事です。
問題:当該建設工事の下請代金の支払は、主任技術者・監理技術者の職務である。
〇か×か。
答え:×
代金の支払は経営・財務の仕事で、技術者の職務ではありません。技術者の職務は施工の技術上の管理です。
問題:当該建設工事の施工の技術上の管理は、主任技術者・監理技術者の職務である。
〇か×か。
答え:〇
施工計画の作成・工程管理・品質管理などの技術上の管理が、技術者の職務です(第26条の4)。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。条文は上記で照合しています(この記事の確認日時点の建設業法)。最新の改正は公式でご確認ください。
※ この記事の確認日:2026年7月
このサイトについて