令和7年度(2025年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.42は、河川法に関する問題です。4つの記述のうち、誤っているものを1つ選びます。
河川法の目的、河川管理施設とは何か、河川保全区域を誰が指定するか、二級河川を誰が管理するか。この4つを確認する問題です。誤りは1つだけです。
ポイントは二級河川の管理者です。二級河川の管理は、市町村長ではなく都道府県知事が行います(第10条第1項)。選択肢4は「市町村長が行う」としているので誤りで、これが正解です。ほかの3つは河川法のとおりで正しい記述です。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 河川法の目的には、洪水防御・適正な水利用に加えて河川環境の整備と保全が含まれる | ○(正しい) | 第1条の目的に河川環境の整備と保全が含まれる |
| 2 河川法上の河川には、ダム・堰・水門・床止め・堤防・護岸等の河川管理施設が含まれる | ○(正しい) | 第3条第2項の河川管理施設の定義どおり |
| 3 河川保全区域は、河川管理施設を保全するために河川管理者が指定した一定の区域である | ○(正しい) | 第54条第1項で河川管理者が指定する |
| 4 二級河川の管理は、原則として当該河川の存する市町村長が行う | ×(誤り) | 二級河川の管理は都道府県知事が行う(第10条第1項)。市町村長ではない |
河川法第10条第1項は、二級河川の管理を「当該河川の存する都道府県を統轄する都道府県知事が行なう」と定めています。選択肢4は管理者を「市町村長」としているので誤りです。河川の種類ごとに管理者が決まっていて、二級河川では都道府県知事が管理者です。
ちなみに一級河川は第9条で国土交通大臣が管理します(指定区間の一部は都道府県知事に委任)。準用河川は市町村長が管理しますが、これは一級・二級以外の河川に市町村長が指定・管理するもので、二級河川の管理者ではありません。「二級河川は都道府県知事、準用河川は市町村長」と分けて覚えると、この引っかけにひっかかりません。
この問題に関わる河川の種類と、誰が管理するかをまとめます。
| 河川の種類 | 管理者 | 根拠 |
|---|---|---|
| 一級河川 | 国土交通大臣(指定区間は都道府県知事に委任) | 第9条 |
| 二級河川 | 都道府県知事 | 第10条 |
| 準用河川 | 市町村長 | 第100条 |
この問題の誤りは、二級河川の管理者を「市町村長」とした点です。市町村長が管理するのは準用河川で、二級河川は都道府県知事です。
問題:二級河川の管理は、原則として当該河川の存する市町村長が行う。
〇か×か。
答え:×
二級河川の管理は都道府県知事が行います(第10条第1項)。市町村長が管理するのは準用河川です。
問題:河川保全区域は、河川管理施設を保全するために河川管理者が指定した一定の区域である。
〇か×か。
答え:〇
河川管理者が、河岸や河川管理施設を保全するために河川区域に隣接して指定します(第54条第1項)。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。条文は上記で照合しています(この記事の確認日時点の河川法)。最新の改正は公式でご確認ください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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