令和7年度(2025年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.60は、施工計画の作成に関する穴埋めの問題です。文章中の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、最も適当なものを1つ選びます。
施工計画は、事前調査・施工技術計画・仮設備計画・調達計画・管理計画などの区分に分かれ、それぞれ受け持つ内容が決まっています。契約条件や現地調査は事前調査、作業・工程は施工技術計画、直接仮設・間接仮設は仮設備計画、安全衛生や実行予算は管理計画です。
問われているのは、各区分が何を受け持つかです。とくにまぎらわしいのが、直接仮設・間接仮設を担う仮設備計画と、安全衛生や実行予算を担う管理計画です。ここを環境保全計画や工程計画と取り違えないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も適当な組合せ)
| 選択肢 | 組合せ(イ・ロ・ハ・ニ) | 判定 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 1 | 施工技術計画・調達計画・環境保全計画・工程計画 | ×(誤り) | (イ)契約条件・現地調査は事前調査。ほかもずれる |
| 2 | 事前調査・施工技術計画・環境保全計画・管理計画 | ×(誤り) | (ハ)直接・間接仮設は仮設備計画。環境保全計画ではない |
| 3 | 施工技術計画・調達計画・仮設備計画・工程計画 | ×(誤り) | (イ)は事前調査、(ニ)安全衛生・実行予算は管理計画 |
| 4 | 事前調査・施工技術計画・仮設備計画・管理計画 | ○(正しい) | 4つの区分と内容がすべて対応する |
4つの区分と、文章に挙げられた内容を突き合わせると、次のように対応します。直接仮設・間接仮設は仮設備計画、安全衛生・実行予算は管理計画で、ここを環境保全計画や工程計画にすると誤りになります。
(イ)契約条件・設計図書の検討と現地調査は、工事に入る前に条件を確かめる事前調査です。(ロ)作業計画・工程計画は、施工の方法と手順を決める施工技術計画です。(ハ)直接仮設・間接仮設は仮設備計画、(ニ)安全衛生計画・実行予算(原価)は管理計画に含まれます。この対応がすべてそろう選択肢4が正解です。
この問題に出た区分と、それぞれの主な内容は次のとおりです。内容から区分を逆に引けるようにしておきます。
| 区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 事前調査 | 契約条件・設計図書の検討、現地調査 |
| 施工技術計画 | 作業計画、工程計画(施工の方法・手順) |
| 仮設備計画 | 直接仮設工事、間接仮設工事の計画 |
| 調達計画 | 労務計画、資材計画、機械計画 |
| 管理計画 | 品質管理、原価管理(実行予算)、安全衛生管理、環境保全 |
問題:直接仮設工事、間接仮設工事の計画を主な内容とするのは、仮設備計画である。
〇か×か。
答え:〇
直接仮設・間接仮設は仮設備計画が受け持ちます。環境保全計画と取り違えないようにします。
問題:契約条件・設計図書の検討、現地調査を主な内容とするのは、施工技術計画である。
〇か×か。
答え:×
契約条件・設計図書の検討や現地調査は事前調査です。施工技術計画は作業計画・工程計画などを受け持ちます。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。施工計画の区分と内容は上記で照合しています(この記事の確認日時点)。
※ この記事の確認日:2026年7月
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