ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和8年度 2級土木施工管理技士 No.5を解説、連続の式と管路の流速

令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.5は、太さの変わる管を流れる水の流速を求める問題です。入口の流速 v1=3.0m/s のとき、出口の流速 v2 として正しいものを1つ選びます。断面が広がるときのエネルギー損失は考えません。

この問題のポイント

管の中を水が定常的に流れるとき、どの断面でも1秒間に通る水の量(流量)は同じです。流量は断面積×流速で表すので、断面積が大きくなれば流速はその分だけ小さくなります。これが連続の式 A1v1=A2v2 です。

この問題は断面が広がる管で、流速は v1=3.0m/s から下がります。断面積が4倍になると流速は1/4になり、v2=0.75m/s です。流速が上がると考えたり、比を取り違えると誤ります。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(v2=0.75m/s)

連続の式で解く

連続の式は A1v1=A2v2 です。A は断面積、v は流速で、入口(1)と出口(2)で流量 A×v が等しいことを表します。

ここから v2=v1×(A1/A2) となります。断面積が大きくなるほど流速は反比例して小さくなるので、断面が広がるこの管では流速が下がります。この問題では断面積が4倍で、v2=3.0÷4=0.75m/s になります。

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1 v2=0.16m/s×(誤り)連続の式で求めた0.75m/sと異なる
2 v2=0.32m/s×(誤り)0.75m/sと異なる
3 v2=0.60m/s×(誤り)0.75m/sと異なる
4 v2=0.75m/s○(正しい)断面積が4倍で流速は1/4。3.0÷4=0.75m/s

覚え方

  • 連続の式 A1v1=A2v2(流量は一定)
  • 断面積が大きくなると流速は小さくなる(反比例)
  • 断面積4倍→流速1/4。3.0m/s→0.75m/s
  • 広がる管は流速が下がる。上がると考えないよう注意

理解度チェック

問題:定常流の管路では、断面積が大きくなるほど流速は小さくなる。

〇か×か。

答え:

連続の式 A1v1=A2v2 より、流量が一定なので断面積と流速は反比例します。

問題:断面積が4倍になると、流速は4倍になる。

〇か×か。

答え:×

断面積が4倍になると流速は1/4になります。断面積と流速は反比例します。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • 連続の式 A1v1=A2v2(流量が一定なので断面積と流速は反比例):水理学の基本にもとづく

※ 問題文・図は転載していません。計算の考え方は水理学の標準的な内容にもとづき、具体の断面積は問題の図によります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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