ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和8年度 2級土木施工管理技士 No.6を解説、土工の建設機械(ロードローラとタイヤローラ)

令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.6は、土工に使う建設機械に関する記述の問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

掘削の機械は、バケットを向ける向きで得意な場所が変わります。バックホウは機械の位置より低い場所、ローディングショベルは高い場所の掘削に向きます。

締固めの機械は、締め固める部分の種類で見分けます。ロードローラは鉄の車輪(鉄輪)で締め固める機械で、タイヤの空気圧を変えて接地圧を調整できるのはタイヤローラです。この2つを取り違えた記述が誤りになります。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1○(正しい)バックホウは、機械の位置より低い場所の掘削に適する
2○(正しい)ローディングショベルは、機械の位置より高い場所の掘削に適する
3×(誤り)タイヤの接地圧を変えられるのはタイヤローラ。ロードローラは鉄輪で締め固める
4○(正しい)振動ローラは、起振力によって自重以上の締固め効果が得られる

選択肢3のポイント(ここが誤り)

ロードローラは、鉄でできた車輪(鉄輪)の重さで地面を締め固める機械です。締固めの力は車輪の重さで決まり、タイヤの空気圧で調整するしくみはありません。

タイヤの空気圧を変えて接地圧を調整できるのはタイヤローラです。ゴムタイヤを複数並べ、空気圧を上げ下げして締固めの強さや路面へのなじみを変えます。選択肢3は、このタイヤローラの特徴をロードローラのものとした点が誤りです。

覚え方

  • ロードローラ=鉄輪/タイヤローラ=ゴムタイヤ(空気圧で接地圧を調整)
  • バックホウ=低い場所の掘削/ローディングショベル=高い場所の掘削
  • 振動ローラ=起振力で自重以上の締固め
  • 接地圧を変えられるのはタイヤローラ。ロードローラと取り違えない

理解度チェック

問題:ロードローラは、タイヤの接地圧を変化させて締固めを調整できる。

〇か×か。

答え:×

ロードローラは鉄輪で締め固めます。タイヤの空気圧で接地圧を変えられるのはタイヤローラです。

問題:バックホウは、機械の位置より低い場所の掘削に適している。

〇か×か。

答え:

バックホウはバケットを手前下向きに使うため、機械の位置より低い場所の掘削に向きます。高い場所はローディングショベルが得意です。

令和8年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • 締固め機械(ロードローラ=鉄輪/タイヤローラ=ゴムタイヤで空気圧を変え接地圧を調整/振動ローラ=起振力で自重以上)・掘削機械(バックホウ=低所/ローディングショベル=高所):建設機械の基本にもとづく

※ 問題文・図は転載していません。機械の特徴は標準的な内容にもとづきます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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