ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和8年度 2級土木施工管理技士 No.7を解説、土質試験の試験名と結果の利用

令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.7は、土質試験の「試験名」と「試験結果の利用」の組合せに関する問題です。4つのうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

土質試験は、何を知るための試験かで結果の使い道が決まります。CBR試験は舗装の設計、圧密試験は沈下量の推定、締固め試験は盛土の締固め管理に使います。

まちがえやすいのが透水試験です。透水試験は土の水の通りやすさ(透水係数)を求める試験で、排水計画や浸透水量、漏水の検討に使います。地盤の液状化の判定は透水試験の使い道ではありません。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も適当でない組合せ)

各選択肢の正誤

選択肢(試験名/結果の利用)正誤解説
1 CBR試験/アスファルト舗装の設計○(正しい)CBR試験はたわみ性舗装(アスファルト舗装)の設計に使う
2 土の透水試験/地盤の液状化の判定×(誤り)透水試験は透水係数を求め、排水・浸透水量の検討に使う。液状化の判定ではない
3 土の圧密試験/粘性土地盤の沈下量の推定○(正しい)圧密試験は粘性土の沈下量・沈下時間の推定に使う
4 突固めによる土の締固め試験/盛土の締固め管理○(正しい)締固め試験は最適含水比・最大乾燥密度を求め、盛土の締固め管理に使う

選択肢2のポイント(ここが誤り)

土の透水試験は、土の中を水がどれくらい通りやすいか(透水係数)を求める試験です。得られた透水係数は、地下水位以下の掘削での排水計画、堤防やダムの漏水、浸透水量の計算などの検討に使います。

地盤の液状化の判定は、透水試験の使い道ではありません。液状化のしやすさは、土の粒度やN値などから判断します。透水試験の結果を液状化判定に結びつけた選択肢2が、最も適当でない組合せです。

覚え方

  • 透水試験=透水係数→排水・浸透水量・漏水の検討
  • CBR試験=舗装の設計/圧密試験=沈下量の推定/締固め試験=締固め管理
  • 液状化の判定は粒度やN値。透水試験ではない
  • 試験は「何を知るためか」で結果の使い道を結びつける

理解度チェック

問題:土の透水試験の結果は、地盤の液状化の判定に用いる。

〇か×か。

答え:×

透水試験は透水係数を求め、排水計画や浸透水量の検討に使います。液状化の判定は粒度やN値などから行います。

問題:圧密試験の結果は、粘性土地盤の沈下量の推定に用いる。

〇か×か。

答え:

圧密試験は粘性土の沈下量や沈下に要する時間の推定に使います。

令和8年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • 土質試験と結果の利用(透水試験=透水係数・排水/浸透/CBR=舗装設計/圧密=沈下量/締固め=締固め管理):土質試験の基本にもとづく

※ 問題文・図は転載していません。試験と結果の利用は土質試験の標準的な内容にもとづきます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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