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令和8年度 2級土木施工管理技士 No.8を解説、道路の盛土の施工(路床・路体)

令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.8は、道路の盛土の施工に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

盛土は薄く敷いて締め固める作業のくり返しで、1層の締固め後の仕上り厚さに目安があります。路床は20cm以下、路体は30cm以下です。この数値を大きくずらした記述が誤りになります。

もう一つの注意点が含水比です。盛土材料の自然含水比が施工に適した範囲にないときは、乾かしたり水を加えたりする含水比調整を行います。粒度調整ではありません。水平に敷き均して均等に締め固める、という記述が正しい内容です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1 路床の1層の仕上り厚さ30cm以下×(誤り)路床の1層の仕上り厚さは20cm以下が目安
2 路体の1層の仕上り厚さ50cm以下×(誤り)路体の1層の仕上り厚さは30cm以下が目安
3 水平に敷き均し、均等に締め固める○(正しい)盛土は薄く水平に敷き均し、各層を均等に締め固める
4 含水比が範囲内にないとき粒度調整が必要×(誤り)必要なのは含水比調整(乾燥・散水)で、粒度調整ではない

選択肢3のポイント(正しい記述)

盛土は、材料を水平に薄く敷き均し、各層を均等に締め固めて仕上げます。1層を厚くすると下のほうまで締固めが届かず、密度にむらが出ます。水平・均等という選択肢3の内容が、盛土施工の基本にあたります。

誤りの3つは数値と手段の取り違えです。路床は20cm以下・路体は30cm以下が1層の仕上り厚さの目安で、選択肢1(30cm)・選択肢2(50cm)は厚すぎます。また、含水比が施工に適した範囲にないときに必要なのは含水比調整で、選択肢4の粒度調整ではありません。

覚え方

  • 1層の仕上り厚さは 路床20cm以下・路体30cm以下
  • 盛土は水平に敷き均し、均等に締め固める
  • 含水比が範囲外→含水比調整(乾燥・散水)。粒度調整ではない
  • 路床20・路体30の数値と、粒度調整との取り違えに注意

理解度チェック

問題:路体では、1層の締固め後の仕上り厚さを50cm以下とするのが一般的である。

〇か×か。

答え:×

路体の1層の仕上り厚さは30cm以下が目安です。路床はさらに薄く20cm以下とします。

問題:盛土材料の自然含水比が施工含水比の範囲内にないときは、含水比調整を行う。

〇か×か。

答え:

乾燥や散水で含水比を調整します。粒度を変える粒度調整ではありません。

令和8年度 2級土木施工管理技士 第一次検定(前期)過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」
  • 道路の盛土の施工(路床の1層仕上り厚さ20cm以下・路体30cm以下、水平敷均し・均等締固め、含水比調整):土工の共通仕様書・道路土工の標準にもとづく

※ 問題文・図は転載していません。数値・手順は標準的な内容で、最新の基準・仕様書で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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