編集部
品質特性は何で選ぶか、考えたことはありますか?「完成してから分かる」では手遅れです。施工中に早く結果が分かるものを選ぶのがコツです。
この記事の要点
品質管理は、PDCAを回して品質を一定に保つ管理です。品質特性→品質標準→作業標準の順で進めます。
分析にはQC七つ道具を使います。過去問での問われ方も押さえます。
品質管理は、構造物の品質を決められた基準に保つための管理です。計画的に進める手順と、分析の道具を押さえます。
品質管理は、PDCAを回して品質を一定に保つ管理で、品質特性→品質標準→作業標準の順で進めます。
品質管理は、計画(Plan)・実施(Do)・確認(Check)・処置(Action)のPDCAをくり返して進めます。具体的な手順は次のとおりです。
品質特性は、工程の状態を総合的に表し、測定しやすく、できるだけ早く結果が得られるものを選びます。品質標準は、品質がある値の付近にばらつくことを考えて、余裕を持った目標にします。
品質のデータを分析する代表的な道具が、QC七つ道具です。
混同しやすい用語
パレート図 と 特性要因図
どちらもQC七つ道具ですが、目的が違います。パレート図は、不良や欠点を件数の多い順に棒で並べ、累積を折れ線で示して、重点的に対策すべき項目を見つける図です。特性要因図は、ある結果(特性)に対して、どんな原因(要因)が関わっているかを魚の骨のように整理する図です。重点項目を探すのがパレート図、原因を洗い出すのが特性要因図、と整理できます。
品質管理は、進め方の手順と、品質特性の選び方が正誤判定で問われます。引っかけは、順序や望ましい条件を逆にする型が中心です。
| 出題年度・級(問番) | 問われ方(引っかけの核心) |
|---|---|
| 平成24年度 1級(No.25) | 品質管理の用語と手順。品質特性を決め→品質標準を決め→作業標準を定める順で進める。「品質標準→品質特性」と順序を入れ替えた肢が誤り。 |
| 頻出論点(品質特性) | 品質特性は、工程の状態を総合的に表し、測定しやすく、できるだけ早く結果が得られるものを選ぶ。「完成後に結果が分かるもの」は誤り。 |
| 頻出論点(QC七つ道具) | パレート図=重点項目を見つける、特性要因図=原因の洗い出し、ヒストグラム=ばらつき、管理図=工程の安定。道具と用途を取り違える肢に注意。 |
品質管理の手順を「品質標準→品質特性」とする、品質特性を「完成後に結果が分かるもの」とする記述はいずれも誤りです。手順は品質特性→品質標準→作業標準、品質特性は施工中に早く結果が得られるものを選びます。順序や望ましい条件を逆にするのが引っかけの定番です。
問題:品質特性は、できるだけ早く結果が得られるものを選ぶのが望ましい。
〇か×か。
答え:〇
完成後に結果がわかるのでは手遅れです。施工中に早く結果が得られ、処置をとりやすい特性を選びます。
問題:品質管理の手順は、品質標準を決めてから品質特性を決める。(平成24年度 1級 No.25)
〇か×か。
答え:×
順序が逆です。まず品質特性を決め、次に品質標準、そして作業標準を決めます。
問題:パレート図は、不良などを多い順に並べて、重点的に対策すべき項目を見つける図である。
〇か×か。
答え:〇
パレート図は件数の多い順に並べ、累積を示して重点項目を見つけます。原因を整理するのは特性要因図です。
品質管理は、PDCAを回して品質を一定に保つ管理です。
品質特性→品質標準→作業標準の順で進め、品質特性は早く結果が得られるものを選ぶのが要点です。
QC七つ道具の使い分けが、過去問でよく問われます。
参考資料
※ 手順・道具は標準的な内容です。基準の改定や現場条件で変わるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月