編集部
RCDの締固めは、バイブレータ(内部振動機)?振動ローラ?答えは振動ローラです。面状に敷いて振動ローラで締め固めるのがRCD。内部振動機と書くのが引っかけです。過去問での問われ方を年度別に見ておきましょう。
この記事の要点
RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、振動ローラで締め固める面状の工法です。
ダムコンクリートの合理化施工です。柱状ブロック工法との違いと、過去問での問われ方を年度別に押さえます。
コンクリートダムを能率よくつくる工法がRCD工法です。施工の流れと使う機械、似た工法との違いが、試験でよく問われます。
RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、振動ローラで締め固める面状の工法で、ダムコンクリートの合理化施工です。
RCD工法は、水分の少ない超硬練りのコンクリートを、ダム全面に薄く敷いて振動ローラで締め固める面状の工法です。重力式コンクリートダムを能率よく施工できる合理化工法として用いられます。単位セメント量を少なくして水和熱を抑えるのも特徴です。
コンクリートの運搬には、一般にダンプトラックを使用します。運んだコンクリートは、ブルドーザなどを用いて面状に敷き均します。
敷き均したコンクリートは、振動ローラで締め固めます。内部振動機ではなく、面を転圧する振動ローラを使うのが特徴です。横継目は、敷均し後に振動目地切り機などを使って設置します。
従来からある柱状ブロック工法は、コンクリートダムを適当な大きさのブロックに分割して、ブロックごとに施工する工法です。通常のコンクリートを内部振動機で締め固めます。RCD工法は面で一気に、柱状ブロック工法はブロックごとに施工する点が異なります。
混同しやすい用語
RCD工法 と 柱状ブロック工法
どちらもコンクリートダムの施工法ですが、進め方と締固めが違います。RCD工法は、超硬練りコンクリートを面状に敷いて、振動ローラで締め固めます。柱状ブロック工法は、ダムをブロックに分割し、通常のコンクリートを内部振動機で締め固めます。面で締め固めるのがRCD、ブロックごとに内部振動機で締めるのが柱状ブロック、と見分けられます。
RCD工法とダムコンクリートの施工は、平成25年度から令和7年度まで、2級・1級で繰り返し問われています。引っかけは、各工程の機械と材料の取り違えです。
| 年度・級・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| 令和7年度 2級 No.28 | RCD用コンクリートを「単位セメント量が多い」とするのは誤り(少なくして水和熱を抑える超硬練り)←材料の取り違え |
| 令和6年度 1級 No.39 | ダムの打込み。横継目の止水板の配置が問われ、「上流端付近に主副1枚」とする記述が誤り |
| 平成27年度 2級 No.23 | RCD工法の締固めを「内部振動機(バイブロドーザ等)で行う」とするのは誤り(振動ローラで締め固める)←締固めの取り違え |
| 平成25年度 2級 No.23 | ダムコンクリートに求める性質。「容積変化が大きい」は誤り(容積変化は小さいことが望ましい) |
いちばんの核心は締固めの機械です。RCD工法の締固めを「内部振動機で締め固める」とする記述は誤りです。RCD工法は面を転圧する振動ローラで締め固めます。内部振動機を使うのは柱状ブロック工法などの通常のコンクリートです。
材料では、RCD用コンクリートは単位セメント量を少なくして水和熱を抑える超硬練りです。「単位セメント量が多い」とする記述は誤りです。
締固めの取り違えを問う設問は、選択肢ごとの正誤を平成27年度 No.23(RCD工法)のページで確認できます。
問題:RCD工法のコンクリートの締固めは、振動ローラで行う。
〇か×か。
答え:〇
RCD工法は面状に敷いて振動ローラで締め固めます。内部振動機ではありません(平成27年度 2級 No.23)。
問題:RCD用コンクリートは、単位セメント量を多くして水和熱を高めたコンクリートである。
〇か×か。
答え:×
RCD用コンクリートは単位セメント量を少なくして水和熱を抑える超硬練りです。多くするのではありません(令和7年度 2級 No.28)。
問題:柱状ブロック工法は、ダムを面で一気に施工し、振動ローラで締め固める工法である。
〇か×か。
答え:×
それはRCD工法です。柱状ブロック工法はブロックに分割し、内部振動機で締め固めます。
RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、振動ローラで締め固める面状の合理化施工です。
締固めは内部振動機でなく振動ローラ、単位セメント量は多くなく少ないのが要点です。
締固めの機械と材料の取り違えが、過去問でよく問われます。
参考資料
※ 工法・手順は標準的な内容です。基準の改定や現場条件で変わるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月