けんせつる
平板載荷試験って、何を調べる試験なの?
CBRやN値とはどう違うの?
この記事の要点
平板載荷試験は、載荷板に荷重をかけて沈下量を測り、地盤や路盤・路床の支持力(地盤反力係数K値)を求める現場試験です。
密度を測るRI計器とは別物で、調べるのは「支持力」です。CBRやN値との違いも押さえます。
地盤や路盤が、どれくらいの荷重に耐えられるか(支持力)を、その場で確かめる試験が平板載荷試験です。
平板載荷試験とは、直径30cmの載荷板に荷重をかけて沈下量を測り、地盤や路盤・路床の支持力(地盤反力係数K値)を求める現場試験です。
荷重の大きさと沈下量の関係から、地盤の硬さ(支持力)を求めます。地盤反力係数K値は、加えた圧力を沈下量で割った値で、大きいほど沈みにくい強い地盤です。コンクリート舗装の路盤厚の設計などに使います。
地盤の強さを調べる試験はいくつかあり、求めるものがちがいます。
| 試験 | 求めるもの |
|---|---|
| 平板載荷試験 | 支持力・地盤反力係数K値(載荷板で) |
| CBR試験 | 路床・路盤材の支持力比(CBR) |
| 標準貫入試験 | N値(地盤の硬さ・締まり具合) |
くわしくはCBR、標準貫入試験とN値も確認すると、試験の使い分けが整理できます。なお、密度を測る試験(RI計器や砂置換法)とは目的が別です。
混同しやすい用語
平板載荷試験とCBR試験
平板載荷試験は、載荷板で地盤や路盤の支持力(K値)を直接求める現場試験です。CBR試験は、路床・路盤材の支持力比(CBR)を求めるもので、舗装厚の設計に使います。どちらも支持力に関わりますが、求める指標がちがいます。
平板載荷試験は、工種・品質特性・試験方法の組み合わせや、原位置試験の穴埋めとして、毎年のように問われています。「何を求める試験か」の取り違えが引っかけの中心です。
| 年度・級 | 出題テーマ | 問われ方・引っかけ |
|---|---|---|
| 平成24・1級 | 品質特性と試験方法 | 平板載荷試験=設計支持力係数・路盤厚。路床の平坦性はベンケルマンビーム |
| 平成26・1級 | 路床・路盤の品質管理試験 | 平板載荷試験=支持力係数。プルーフローリングを「トラフィカビリティー判定」とするのは誤り |
| 平成27・2級 | 締固めた密度を測れる試験 | 密度はRI計器。平板載荷試験は支持力=何を測るかの取り違えに注意 |
| 平成28・1級 | 盛土締固めの品質管理(組合せ) | 平板載荷試験=強度・変形の特性に対応 |
| 令和4・2級(二次) | 原位置試験の穴埋め | 平板載荷試験=載荷板の沈下量・地盤反力係数 |
| 令和5・1級 | 浚渫の事前調査 | 土質調査で平板載荷試験を一般に実施するは誤り(粒度分析・標準貫入試験が一般) |
| 令和6・1級 | 路床・路盤の品質管理試験 | 平板載荷試験=地盤支持力係数K値・支持力把握 |
| 令和7・1級 | 工種・品質特性・試験方法 | 路床の支持力=平板載荷試験 |
| 令和7・2級(一次) | 工種・品質特性・確認方法 | 土工の支持力値をRI計器(密度)とするのは誤り(支持力は平板載荷試験) |
| 令和7・2級(二次) | 品質管理の穴埋め | 平板載荷試験=載荷板に垂直荷重→荷重と沈下量の関係(極限支持力) |
問題:平板載荷試験は、載荷板に荷重をかけて沈下量を測り、地盤の支持力(地盤反力係数K値)を求める。
〇か×か。
答え:〇
荷重と沈下量の関係から支持力を求めます。K値は圧力を沈下量で割った値です。
問題:平板載荷試験は、地盤の含水比や密度を求める試験である。
〇か×か。
答え:×
求めるのは支持力(K値)です。密度を測るのはRI計器や砂置換法などです。
問題:平板載荷試験は、コンクリート舗装の路盤厚の設計に必要な支持力係数を決定するために用いられる。
〇か×か。
答え:〇
路床の設計支持力係数(K値)を求め、路盤厚の設計などに使います。
平板載荷試験は、載荷板に荷重をかけて沈下量を測り、地盤や路盤の支持力(K値)を求める試験です。
調べるのは支持力で、密度を測る試験とは別物です。CBRやN値とも求める指標がちがいます。
あわせてCBR、路床も確認すると、支持力の試験がつながります。
参考資料
※ 試験方法・数値は標準的な考え方です。条件により変わるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月
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まちがえやすいポイント
平板載荷試験で求めるのは支持力・地盤反力係数K値です。密度(RI計器)・N値(標準貫入試験)・たわみ量(ベンケルマンビーム・FWD)・安定度(マーシャル安定度試験)・地層の厚さ との取り違えが定番の誤りです。
また、浚渫の事前調査では平板載荷試験は一般的でなく、粒度分析や標準貫入試験が用いられる、という出題もあります。