ゼロから学ぶ土木施工管理

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クラッシャランとは?粒度調整砕石との違いと下層路盤

けんせつる

けんせつる

クラッシャランって、ふつうの砕石と何が違うの?

粒度調整砕石とはどう使い分けるの?

この記事の要点

クラッシャランは、岩石や玉石をクラッシャ(破砕機)で砕いたままで、粒度を調整していない砕石です。

粒を整えた粒度調整砕石と対で覚えます。クラッシャランは主に下層路盤、粒度調整砕石は上層路盤に使います。

道路の路盤には砕石を使いますが、砕いたままのものと、粒をそろえたものがあります。砕いたままが、クラッシャランです。

クラッシャランとは、岩石や玉石をクラッシャ(破砕機)で砕いたままで、ふるい分けによる粒度調整をしていない砕石です。

大小さまざまな粒が混ざっているのが特徴で、JIS A 5001(道路用砕石)の一つです。記号はCで表し、たとえばC-40はおおむね0〜40mmに砕いた砕石を指します。

粒度調整砕石との違い

粒度調整砕石(粒調砕石)は、砕いたあとにふるいにかけて、粒の大きさを規定に合うように整えた砕石です。粒がかみ合うように調整されているため、締め固めたときの支持力がクラッシャランより高くなります。そのぶんコストも高くなります。

そのため、上の層ほど強さが要る路盤では、上層路盤に粒度調整砕石(例:M-30、0〜30mm)、下層路盤にクラッシャラン(例:C-40、0〜40mm)を使うのが一般的です。

クラッシャランと粒度調整砕石の粒の違い(模式図) クラッシャラン(大小が混ざる) 粒度調整砕石(粒がそろう)
クラッシャランと粒度調整砕石の粒の違い(模式図)。クラッシャランは大小が混ざり、粒度調整砕石はふるい分けで粒がそろっています。

どこに使うか

クラッシャランは、舗装の下層路盤のほか、敷き砂利や構造物の裏込め、盛土部の排水層などに使います。粒度調整していないぶん安価で、下地づくりに広く使われます。

混同しやすい用語

粒度調整砕石(粒調砕石)

クラッシャランをさらにふるい分けして、粒の大きさを規定に合わせた砕石です。かみ合いがよく支持力が高いので上層路盤に使います。砕いたままで安価なクラッシャランは下層路盤に使う、という対で覚えます。

過去問での問われ方

路盤の材料や排水層として問われます。過去問では、締固めのときに上にクラッシャランをおいて同時に締め固める、栗石やクラッシャーランなどで盛土部に排水層を設ける、といった形で出ています。

クラッシャランは粒度調整していない砕石で主に下層路盤、粒を整えた粒度調整砕石は上層路盤です。どちらをどの層に使うかの取り違えに注意します。

理解度チェック

問題:クラッシャランは、岩石を砕いたままで粒度調整をしていない砕石である。

〇か×か。

答え:

クラッシャ(破砕機)で砕いたままで、ふるい分けによる粒度調整をしていない砕石です。

問題:支持力が高い粒度調整砕石は下層路盤に、クラッシャランは上層路盤に使うのが一般的である。

〇か×か。

答え:×

逆です。支持力の高い粒度調整砕石が上層路盤、クラッシャランが下層路盤です。

問題:クラッシャランは、盛土部の排水層の材料としても使われる。

〇か×か。

答え:

栗石やクラッシャーランなどで盛土部に排水層を設けることがあります。

まとめ

クラッシャランは、岩石を砕いたままで粒度調整していない砕石です。

クラッシャランは下層路盤、粒度調整砕石は上層路盤という使い分けが試験のポイントです。

あわせて路盤の工法、アスファルト舗装の構成も確認すると、路盤づくりがつながります。

参考資料

  • JIS A 5001「道路用砕石」
  • 公益社団法人 日本道路協会「舗装施工便覧」

※ 粒度・用途は標準的な考え方です。条件により変わるため、最新の資料で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

過去問解説

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