令和5年度(2023年)1級土木施工管理技術検定 第一次検定(問題B)No.21は、調達計画立案に関する文章の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。ここから問題Bは施工管理法の応用能力になり、語句の組合せや正しい記述の数を答える形式が混ざります。
選択肢は4つの語をセットにした①〜④で、(イ)長い/短い、(ロ)分散/集中、(ハ)最小限/最大限、(ニ)平均化して/短期間のピークに合わせて、の組合せになっています。
調達計画で目指すのは平準化です。労務や資材、機械の必要量を時間の流れの中でならし、山と谷をつくらないようにします。
選択肢①の4語(長い・分散・最小限・平均化して)は、すべてこの平準化の方向を向いています。②〜④は、そのうち1つ以上が逆向き(短い・集中・最大限・ピークに合わせて)です。
※ 空欄を含む文章そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:①(イ 長い/ロ 分散/ハ 最小限/ニ 平均化して)
組合せ型は、4つの空欄を1つずつ埋めるのではなく、語の向きが揃っているかどうかで見ると速く解けます。この問題では、平準化する側と、ピークをつくる側で真逆の語が用意されています。
| 空欄 | 平準化する側(正しい) | ピークをつくる側(誤り) |
|---|---|---|
| (イ)期間 | 長い | 短い |
| (ロ)調達のさせ方 | 分散 | 集中 |
| (ハ)抑える程度 | 最小限 | 最大限 |
| (ニ)需要の扱い | 平均化して | 短期間のピークに合わせて |
調達を短い期間に集中させると、その時期だけ大量の労務者や資材、機械が必要になります。ピークに合わせて手配すると、そのピーク以外の期間は人も機械も余り、費用だけが残ります。逆に足りなければ工程が止まります。
そこで、必要量をできるだけ長い期間に分散させ、山を削って谷を埋めます。ならしてから手配するのが平準化で、機械の稼働率も上がり、仮設や保管の負担も小さくなります。
選択肢②は4語すべてがピーク側、③と④は一部だけが平準化側です。1つでも逆向きの語が混ざっていればその組合せは選べないので、向きの揃った①が残ります。組合せ型では、確信を持てる空欄が1つあれば、そこを含まない選択肢を消していけます。
問題:調達計画では、資材や労務の需要を短期間のピークに合わせて手配するのがよい。
〇か×か。
答え:×
需要は平均化します。ピークに合わせると、その前後で人や機械が余ります。
問題:調達計画では、できるだけ長い期間にわたって分散させることが望ましい。
〇か×か。
答え:〇
山を削って谷を埋める平準化の考え方です。
出典・参考資料
※ 空欄を含む文章は転載していません(公式サイトへ道案内しています)。扱ったのは、正答の組合せ①の4語がいずれも平準化の方向であること、②〜④に逆向きの語が混ざることという、選択肢の構成から言える範囲にとどめています。空欄の前後の語句が何を指しているか(何を最小限にするか等)は原文で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月