ゼロから学ぶ土木施工管理

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令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 No.47を解説、施工計画の作成

令和5年度(2023年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.47は、施工計画の作成に関する記述のうち、適当でないものを選ぶ問題です。環境保全計画・調達計画・品質管理計画・仮設備計画の4つについて、それぞれの主な内容が正しく述べられているかを見分けます。

この問題のポイント

仮設備計画は、仮設備の設計や配置計画を立てることが主な内容で、安全衛生計画はここに含めません。安全衛生計画は工事全般の管理計画として別に立てるものです。選択肢4は仮設備計画に安全衛生計画を含めていますが、これは別項目です。どの計画に何が含まれるかを取り違えていないかが問われます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
⑴ 環境保全計画は、公害問題・交通問題・近隣環境への影響等に対し十分な対策を立てることが主な内容である○(正しい)周辺への影響の対策を立てる計画
⑵ 調達計画は、労務計画・資材計画・機械計画を立てることが主な内容である○(正しい)人・資材・機械の調達を計画する
⑶ 品質管理計画は、要求する品質を満足させるために設計図書に基づく規格値内に収まるよう計画することが主な内容である○(正しい)規格値を満たす品質を確保する計画
⑷ 仮設備計画は、仮設備の設計や配置計画、安全衛生計画を立てることが主な内容である×(誤り)安全衛生計画は仮設備計画でなく、管理計画として別に立てる

選択肢4のポイント(ここが誤り)

仮設備計画は、工事に必要な仮設備(仮囲い・工事用道路・支保工など)の設計や配置を計画するものです。安全衛生計画は、労働災害の防止など工事全般の安全を扱う管理計画で、仮設備計画とは別に立てます。

安全衛生計画は仮設備計画に含めず、工事全般の管理計画として別に立てるため、選択肢4の記述は適当ではありません。⑴の環境保全計画、⑵の調達計画、⑶の品質管理計画は、いずれも主な内容が正しく述べられています。したがって適当でないものは選択肢4です。

覚え方

  • 仮設備計画=仮設備の設計・配置(安全衛生計画は含めない。安全衛生は管理計画)
  • 調達計画=労務・資材・機械/環境保全計画=周辺への影響対策/品質管理計画=規格値の確保
  • 「どの計画に何が入るか」を役割で分ける

理解度チェック

問題:安全衛生計画は、仮設備計画の主な内容である。

〇か×か。

答え:×

安全衛生計画は仮設備計画でなく、管理計画として別に立てます。

問題:調達計画は、労務計画・資材計画・機械計画を立てることが主な内容である。

〇か×か。

答え:

調達計画は、人・資材・機械の調達を計画するものです。

令和5年度(後期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和5年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期・種別:土木) 問題」
  • 施工計画(仮設備計画=仮設備の設計・配置、調達計画=労務・資材・機械、品質管理計画=規格値の確保、環境保全計画=周辺への影響対策。安全衛生計画は管理計画)

※ 問題文は転載していません。施工計画の内容は、標準的な施工の教科書等で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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