令和5年度(2023年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.46は、建設機械の機械名と、その性能表示(規格を表す指標)の組合せ⑴〜⑷のうち、適当なものを1つ選ぶ問題です。
建設機械の性能表示は、その機械の作業能力を表す量で決まります。バックホゥはバケット容量(m³)、ダンプトラックは最大積載量(t)、クレーンはつり上げ荷重(t)、ブルドーザは質量(t)で表します。誤りの組合せは、この作業能力を表す量を、機械の重さや寸法(バケットの質量・車両の重量・ブームの長さ)にすり替えている点で見分けます。適当な組合せは⑷のブルドーザ…質量(t)だけです。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も適当な組合せ)
| 機械名と性能表示 | 適否 | 解説 |
|---|---|---|
| ⑴ バックホゥ … バケット質量(kg) | ×(誤り) | バックホゥの規格はバケット容量(m³)で表す。1回で掘削・積込みできる土量が作業能力の目安 |
| ⑵ ダンプトラック … 車両重量(t) | ×(誤り) | ダンプトラックの規格は最大積載量(t)で表す。運搬できる土量を示す指標で、車両そのものの重量ではない |
| ⑶ クレーン … ブーム長(m) | ×(誤り) | クレーンの規格はつり上げ荷重(t)で表す。ブーム長は作業半径を決める寸法であり、規格を表す指標ではない |
| ⑷ ブルドーザ … 質量(t) | 適当 | ブルドーザの規格は質量(運転質量)(t)で表す。牽引力の目安となり、組合せは正しい |
建設機械の性能表示は、その機械が「どれだけの仕事ができるか」を表す量で決まります。バックホゥなら1回に扱える土量=バケット容量(m³)、ダンプトラックなら運べる土量=最大積載量(t)、クレーンならつり上げられる荷の重さ=つり上げ荷重(t)です。ブルドーザだけは、押土・牽引の力が機械の重さにほぼ比例するため、質量(t)そのものが規格になります。したがって⑷の組合せは正しく、これが正解です。
⑴⑵⑶が誤りなのは、作業能力を表す量(容量・積載量・荷重)を、機械の重さや寸法(バケットの質量・車両の重量・ブームの長さ)に置き換えているからです。バケットは容量であって質量ではなく、ダンプは積める量であって車両の重さではなく、クレーンは荷を吊る力であってブームの長さではありません。似た単語につられて指標をすり替えないことが、この問題の分かれ目です。
問題:ダンプトラックの性能表示は、車両重量(t)で表す。
〇か×か。
答え:×
ダンプトラックの規格は最大積載量(t)で表します。運べる土量が指標であり、車両そのものの重量ではありません。
問題:バックホゥの性能表示は、バケット容量(m³)で表す。
〇か×か。
答え:〇
バックホゥの規格はバケット容量(m³)で表します。1回で掘削・積込みできる土量が作業能力の目安です。バケット質量ではありません。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。建設機械の規格・性能表示は、施工パッケージ型積算基準の代表機労材規格やメーカーカタログ等で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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