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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.6を解説、土の締固め機械

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.6は、土の締固めに使用する機械に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。

この問題のポイント

締固め機械は、それぞれ得意な土質や場面があります。タイヤローラは接地圧を変えて種々の土に、振動ローラは振動で自重以上の締固めに、タンデムローラは仕上げ転圧に使います。①②④はこの用途どおりで正しい記述です。

誤りは③です。タンピングローラは、ドラムに突起(フート)を付け、突起で土に食い込ませて締め固める機械です。硬い土や厚い層、粘性の高い土(ダムなどの大規模な盛土)の締固めに使います。「狭い場所の締固め」を主な用途とするのは適当でありません。狭い場所はランマなどの小型機械が受け持ちます。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も適当でない記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1 タイヤローラ○(正しい)タイヤの接地圧を変化させ、種々の土質に使える
2 振動ローラ○(正しい)振動により自重以上の転圧力を得る
3 タンピングローラ×(誤り)突起で硬い土・厚い層・粘性土を締め固める機械。狭い場所用ではない
4 タンデムローラ○(正しい)主に仕上げ転圧に用いる

選択肢3のポイント(ここが誤り)

タンピングローラは、ドラムの表面に突起(フート)を無数に付けたローラです。突起で土に食い込み、硬い土や厚い層、粘性の高い土を締め固めます。ロックフィルダムやアースダムなど、大規模な盛土の締固めに使う機械です。突起で土をかき起こすので、次の層をまく前に表面をほぐす手間もいりません。

③は、これを「狭い場所の締固め」に用いるとしています。狭い場所や構造物の周りの締固めは、ランマやタンパ、小型の振動コンパクタなどの小型機械が受け持ちます。タンピングローラは硬い土・厚い層の締固めが主な用途なので、③が誤りです。①②④のタイヤローラ・振動ローラ・タンデムローラの用途は、いずれも正しい記述です。

締固め機械と用途

この問題に出た締固め機械と、主な用途は次のとおりです。タンピングローラは硬い土・厚い層と押さえます。

機械主な用途
タイヤローラ接地圧を変えて種々の土質を締固め
振動ローラ振動で自重以上の締固め(砂・砂利など)
タンピングローラ突起で硬い土・厚い層・粘性土(ダム等の大規模盛土)
タンデムローラ仕上げ転圧(舗装など)

覚え方

  • タンピングローラは突起で硬い土・厚い層・粘性土を締め固める(狭い場所用ではない)
  • タイヤローラは接地圧を変えて種々の土質、振動ローラは振動で締固め
  • タンデムローラは仕上げ転圧
  • 狭い場所の締固めはランマ・タンパなどの小型機械

理解度チェック

問題:タンピングローラは、ドラムの突起で硬い土や厚い層、粘性の高い土を締め固める機械である。

〇か×か。

答え:

突起(フート)で土に食い込み、硬い土・厚い層・粘性土を締め固めます。本問の③は「狭い場所の締固め」としており誤りでした。

問題:タイヤローラは、タイヤの接地圧を変化させることができる。

〇か×か。

答え:

載荷重と空気圧で接地圧を変えられるため、種々の土質に使えます。

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出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期) 問題」および公式正答
  • タンピングローラはドラムの突起で締め固める機械で、ロックフィルダム・アースダムの土質材料や粘性の高い材料の締固めに用いる:ダム便覧(タンピングローラ)

※ 問題文は転載していません。締固め機械の用途は上記で照合しています(この記事の確認日時点)。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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