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令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 No.38を解説、就業規則の記載事項

令和6年度(2024年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.38は、常時10人以上の労働者を使用する使用者が就業規則に必ず記載しなければならない事項について、労働基準法上、正しいものを選ぶ問題です。4つのうち、必ず記載しなければならない事項を1つ選びます。

この問題のポイント

賃金の決定に関する事項は、就業規則に必ず記載する絶対的必要記載事項です。選択肢1が正しく、必ず記載しなければなりません。選択肢2の安全衛生、選択肢3の職業訓練、選択肢4の災害補償は、定めをする場合に記載する相対的必要記載事項なので、必ず記載する事項ではありません。必ず記載する事項と、定めをする場合だけ記載する事項を分けられるかが問われます。

正しいのは選択肢1です。

※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(正しい記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
1 賃金(臨時の賃金等を除く)の決定に関する事項正しい(正解)賃金の決定は絶対的必要記載事項で必ず記載する
2 安全及び衛生に関する事項誤り相対的必要記載事項(定めをする場合に記載)で必ずではない
3 職業訓練に関する事項誤り相対的必要記載事項(定めをする場合に記載)で必ずではない
4 災害補償に関する事項誤り相対的必要記載事項(定めをする場合に記載)で必ずではない

選択肢1のポイント(正しい記述)

就業規則には、どの事業場でも必ず記載する絶対的必要記載事項と、そのきまりを設ける場合だけ記載する相対的必要記載事項があります(労働基準法第89条)。絶対的必要記載事項は、労働時間(始業・終業・休憩・休日・休暇)/賃金(決定・計算・支払・締切・支払時期・昇給)/退職の3分野です。

選択肢1の「賃金の決定」は、この賃金の分野に当たり、必ず記載します。いっぽう、安全衛生・職業訓練・災害補償は相対的必要記載事項で、事業場で定めをする場合だけ記載すればよく、必ず記載する事項ではありません。だから正しいのは選択肢1だけです。

覚え方

  • 絶対的必要記載事項=労働時間・賃金・退職の3分野(必ず記載・労基法第89条)
  • 賃金の決定に関する事項=絶対的必要記載事項(選択肢1が正しい)
  • 相対的必要記載事項=定めをする場合に記載(退職手当・臨時の賃金・安全衛生・職業訓練・災害補償・表彰制裁 など)

理解度チェック

問題:災害補償に関する事項は、就業規則に必ず記載しなければならない絶対的必要記載事項である。

〇か×か。

答え:×

災害補償は相対的必要記載事項です。定めをする場合に記載する事項で、必ず記載する事項ではありません。

問題:賃金の決定に関する事項は、就業規則の絶対的必要記載事項である。

〇か×か。

答え:

賃金の決定は絶対的必要記載事項で、必ず記載します(労働基準法第89条)。

令和6年度(前期)2級土木施工管理技士 第一次検定 過去問解説 一覧へ

出典・参考資料

  • 一般財団法人 全国建設研修センター「令和6年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期・種別:土木) 問題」
  • 労働基準法(第89条 就業規則の作成・届出=絶対的必要記載事項[労働時間・賃金・退職]/相対的必要記載事項[退職手当・臨時の賃金・安全衛生・職業訓練・災害補償 等])

※ 問題文は転載していません。条文は e-Gov 法令検索の労働基準法で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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